君を好きにできるって? じゃあ次はどうしようか……?


戻れないように、

「あ、謙也ーー!」


それは、いつもと変わらない日常。


「お昼、一緒に食べへん?」


の、


「すまん!!白石……今日委員会の仕事入ってもうた!!明日じゃアカン?」


ハズだった。


「い、委員会、か、、なら仕方あらへんよな!! じゃ明日な!!絶対やで?」


「ん、」


寂しいクセに。
構ってほしいクセに。
自分の事より委員会優先されて悔しいクセに。


わざと、我慢してる。



委員会あるんは本当。
仕事残っとるし、、
でも、別に期限は決まってないし、今日やるべき事でもない。
ただ、ただ俺は――――――――――――……、


仕事はわざと俺らの教室 3年2組で行う。
何故かって?
決まっている。
ここの教室の窓際からはちょうど、いつも俺と白石がお昼を食べている校舎裏が丸見えなのだ。
つまり、独りの白石が丸見え。
俺にとっては絶景。


あ、来た。白石だ。
他の人は誘わなかった―――――…否、誘おうとしなかった為か、やはり予想通り独りだった。
白石はとても深刻な表情をしていて、溜め息をもらしていた。
俺が白石をとらなかったからか?
まぁ、ワザとなんやけど。
と、白石は相当思い詰めていた為か、涙を流し、 泣きはじめた。
ちょ、嘘やろ?
泣くとか、、、慰めに行った方がえぇんやろうか…………


まぁ、慰めに行くんがフツーの彼氏の考える事やろうなぁ。
でも俺はあくまでも委員会中や。白石の異変に気付くなんてあり得へん事やし?


やから、いつまでも俺が行くまで鳴いていて下さい。
白石クン。


壊した。


他の奴が行ってもムダやで?アイツは俺に依存しとんのや。



なんて言ってる俺が一番白石に依存してる。



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