2014/10/11::
朝起きたら足に大きな石像が立ってて起きれなくてやっとのことで抜け出して後で部屋を見たらあとかたもなく消えていてなんだろうなあと思いながら登校したらクラスの男子Aが今朝立ってた石像の小さい版を拾ってきたらしくそれはモアイ像と言うらしいんだけど本当に拾ったかあやしい。学校から帰ったら無数のモアイ像が玄関にあってなんだこれと思って指でおでこを弾いたらお手伝いさんが飛んできてこれは高貴な御生れのお方だとか言って挨拶させられて聞くところによるとこの石像は全国から集まった偉い先生方らしくお世話をしなくてはならないことになってまずお風呂で頭の後ろか背中かを磨いていくんだけどモアイ像が多すぎてきりがなくてやっと終わったと思ったら庭のモアイ像が自らの重みで風呂の天井を踏み抜いていて外に出ると確かに沈んでたけど鼻が地面にひっかかってて大丈夫だったからみんなで持ち上げようとするんだけど全然持ち上がらなくてとうとうお風呂場に落ちちゃってこのままじゃ家が壊滅しかねないからテントに泊まることになったんだけど夜一人でテントを抜け出してモアイ像に話しかけても何にも答えてくれなかった。そのまま朝になって寝不足のままテントから出たらモアイ像が朝食をとっててなんか家の人たちみんなモアイ像と会話できるみたいで会話できないのあたしだけなんだとおもってモヤモヤしたまま学校行ってクラスでは男子Aがモアイ像の話しててなんかこの前拾ったモアイ像を割るとかなんとか言ってるけど関係ないから行かなかった。モヤモヤしたまま家に帰るとお手伝いさんがモアイの長老が来ないって騒いでて男子Aの持ってるやつかなと思ったけどもうなんか全体的にいやになっちゃって引き返しちゃって公園でなんとなく時間潰してたらクラスの男子Bがやってきてモアイの長老を助けに行こうとかいうけどモアイ像の言うことなんかわからないからやだって言ったらわかろうとしないからわからないんじゃないかって言われてそうかもなと思って一緒にモアイ像の長老をクラスの男子Aから奪還した。モアイ像は小さいのにすごく重くて何故か二人で爆笑したけどあたしたちが味方だってことを心で伝えたらモアイ像が軽くなったから一人で家にお連れしてそしたら家にあったたくさんのモアイ像が消えていってどうやらおもてなしに満足してくれたみたいでふとありがとうって言われた気がしてよかったなって思った。


うーんシュールな話だ。

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