2015/04/05
蘭子さんによると、今夜はここに上流階級のヘナモンが沢山集まるという。
「それで……なんであたしがこんな格好なんですか〜〜〜〜！！！？？？」
「あんたはここで働くのよ、バイト先探してたじゃない」
「こんなあやしすぎるバイト嫌です！！あたし帰ります！」
「ふふ、帰れるものなら帰ってみなさい」
出口をあのいまいましい蔦がうねうねと邪魔をしている。この格好でくすぐり地獄は絶対に嫌だ。
「給料もあんたの読んでる求人雑誌よりずっといいんだし、ねっ」
「うっ…確かに…」

そんな訳で、あたしは何故かヘナモンパーティの給仕をバニーガール姿でやることになったのだ。
「それにしてもあんた可哀想なくらい胸ないわねぇ」
「うるさーい！！！」