春になると皆の雰囲気が
爽やかに初々しく思えるから不思議だ。


ピンクというより白い桜が散ったころ
事件は起こった。
新しく中学の3年になったばかりだった。
あたしの名前は「井塚 成留」。
こう書いて「いつか なる」と読む。
「今」じゃなくて「いつかなる」ってとこが
なんつーかなぁ…母さんも父さんも、もうちょっと
気を利かせてくれたら良かったのに。

「なる、せんパイ〜〜〜〜!!!」
「・・・あ、亜良ちゃん。どーしたの?」
後輩の水家 亜良(みずいえ あら)ちゃんが
あたしのもとへとかけて来た。
去年の春に、韓国から日本に帰ってきた女の子。
本名は「アラン」というらしい。
そんな亜良ちゃんがまだ不十分な日本語でたどたどしく話した。

「あのゥきもと先生が呼んでまシた。」
「鬼本先生が・・・?」
「ハい。」
「ありがとう亜良ちゃん。」
「あ、ワたしも行きます。」
「・・・?」
こりゃ何かあるな、と思いながら
あたしは亜良ちゃんと鬼本先生のもとへといそいだ。
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