友海と美景曰く。

友海達の家がある団地の端っこの方に

“MIZUKI―TOMOYA,REIKO,
AWAYUKI,KASUMI”

と書かれた表札のミントグリーン色してる家があるそうだ。
お洒落な家に、広い芝生のガーデン………
その家は周囲の羨望の的と同時に、その隣に
伯父さんが住職の“雨川寺”というお寺があり、
ちょっと変わった家と思われてる。
「あの家にあーしらと同じような年の人がいたなんてねー。」
「そうだね。」

―文芸部にて―
 「こんにちは〜」
「あ、成留?」
「はい。」
「梓が死にかけてるからなほちゃん呼んできて。」
「それって、さらっと言ったらいけない事ですよね?!」
「な…な、る。。は、やく。」
「ホントに死にそうじゃないですか!」
 職員室に行くと、沢村先生は梓先輩を車で送ってった。

ちら、と余所見をすると水城姉妹が手を振ってた。
振り返す。
振り返される。
キリがないねってクチパクするとそうですねってクチパクで返された。
またねってクチパクすると、サヨナラって返された。
不思議な2人だけど、嫌な感じはしなかった。

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