いつものように部活に行くと、永久がいた。
「珍しいなあ、永久、今日襲撃部の方は良いの?」
「バカナヤがいる。 なぁ、ナル。」
「ん?」
 永久は首をぶんぶん振ったり手をブラブラさせたりして少し迷ってたが
やがて、意を決したようにいった。
「小生に、お、おおおお、オモイビトができたのだ!」

 why?


 オモイビト=想い人=彼氏!!!????
そう告げたとたん、永久は、「はぅ。。」と言って照れてしまった。
真っ赤になって、かわいい。
「なに?とわわん、彼氏できたの?」
 ぶほっっっっ!!
ドアにもたれかかる様にして、奏哉は声をかけてきた。
永久は、ぎこちなく振り返り、一瞬固まった。
そして、手当たりしだいの物を投げつけ始める。
本、シャーペン、タオル、チョコの包み紙、はさみ、カッター……etc.
※(良い子はマネしないでください)

永久が落ち着いた後、奏哉はさり気なく、中に入ってきた。
「んで、どこの誰よ?とわわんが恋する相手って!」
「ば、バカを言うな!しょしょしょ小生が好きなのでゎない!
あいつが告白してきたのだ!!!」
「うん、全然説得力無いよとわわん。」
「はう。。。」

 かわいいなぁ、永久。青春だね。(お前はおばさんか!)
もう、あたしと奏哉はそんな甘酸っぱさの欠片もないなぁ(笑)

 「カエデ ナツメ、だ。」

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