企画 | ナノ

今日はお正月ということでくらくんと一緒に初詣に行こうとしてたのですが…



『なんでお正月から雨が降るの…。』


残念なことに外は雨がぽつぽつと降っている状態で、楽しみにしていただけあって私は落ち込む。


ちなみに雨はくらくんの家に着いたぐらいから降ってきましたぐすん。


「ちょっと様子みよか、このくらいの雨やったら止むかもしれんし。」


いつもの王子様スマイルを私に向けるくらくん…私の太陽は貴方だけです!








くらくんに上がってと言われて真新しいようなスリッパを出される。

なんかお持て成し方が違う…。

私のところお客様のスリッパなんてないもん!



「今家族は昨日から出かけとるから、俺一人やねん。」


『え、一人!?』



この家には私達だけということで、くらくんとはカレカノで、あの…あはんうふんなことになる可能性もあるということ…!

一人で百面相をしているとくらくんがクスクスと笑い出し、「ほんま華子ちゃん見てると飽きひんわー!」と終いには涙まで流す始末。


そんなに笑われるとなんか、ねぇ…?


「すまんすまん、あ、まだ善哉が残っとるんやけど華子ちゃん食べる?」


『善哉!?やったー!くらくん大好き!』


「ほ、ほな待っててな!」


くらくん心なしか顔が赤いような…





−10分後−







「お待たせー」



「『待ってました!』」



「ん?なんか一人多いような…。」


『そんなことないよ!』


「せや、華子先輩もこう言ってる事やし。」



「…なんで財前が居んねん?」


「部長知りませんの?善哉在るところに財前あり。」


「誰がそんな諺知っとんねん!」


『私知ってたよ!』


「はい華子ちゃんはお口チャック!」


「兎に角早よ食べな冷めてまいますよ。部長は・や・く!」


「ほんまにこの後輩は…。」


「安心してください、ちゃんと玄関から入ってきたんで。」

「そう言うことやあらへん!」


「ちゃんと善哉食べたらお暇しますて。お楽しみタイムを邪魔する気は無いんで。」



「『……!?』」


こんな事をさらりと言ってのける財前くんが怖いです。





(なんや先輩等図星っすか?)
(いや、あー…。)
(そうなんくらくん?)
(うーあー…。)
(“部長めっちゃおもろっ”)









心菜さん引っ越しお祝い遅くなってすいません!
いつも心菜さんには支えられてもらっています!
とても素敵な心菜さん、これからもずっと応援しています^^☆
こんな私ですが、これからも仲良くしていたけたら嬉しいです!



お持ち帰りは心菜さんのみです!




雨音ララバイ



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