ボンゴレから届いた木箱を綱吉は訝しげに見ていた。
「リボーン!何なんだよこの荷物!!」
「知らねーぞ。とりあえずツナ、開けてみろ」
「えぇ!?」
文句を言おうとしたが、そんなことをこの家庭教師が許すはずもなく脅され結局綱吉が開けることとなった。
身構えながら、バッと箱を開けると中には、
安らかな寝息を立てた少女が寝ていた。
他には、ウサギのリュックサックや、番傘などが入っていた。
その中から手紙を取り出すとリボーンは読み始めた。
読み終えると、リボーンは箱の中の少女を起こし始めた。
「オイ、起きろ!」
リボーンの手が触れそうになった瞬間少女は傘の先をこちら側に向け、飛び起きた。
『ここはどこダ?なんで私がここに居るのか答えてもらおうか』
小さな少女からは殺気がもれ出し、その殺気に反応してリボーンは自然と銃に手が伸びそうになっていた。
それをかろうじて押しとどめた、リボーンは先ほど読んでいた手紙を少女に渡した。
そして手紙を読んだ彼女は傘をおろし、窓を開け叫んだ
『ふざけんなー!!!あの老いぼれ爺がー!!!!!!!!!』
とりあえず叫んだことにより落ち着いたのか先ほどとはうって変わり、にこやかに少女が話し始めた。
『先ほどはすみませんでした。少々取り乱してしまいまして、
私はボヴィーノファミリーのヒットマン、シイナと申します。これからよろしくお願いします』
流暢にしゃべる目の前の少女の言葉に若干違和感を感じる綱吉だが、何だかわからない。
『私は衣住食が確保できれば部屋はどこでも「ちょっと待って、君ここに住むのー!!?」……えぇ、手紙にはそう書いてありましたけど。」
綱吉は、少女――シイナから手紙を受け取り読み始めた。
手紙にはこうあった。
修行のためワシの古い知り合いであるボンゴレ9代目のところにお前を預けることにした。
話しあったんだが、10代目候補のところにお前を送ることになった。
せいぜい日本を楽しむがよい。
追記
殴って気絶さっせた事は悪かった。
お詫びに、ボヴィーノ秘伝のバズーカを入れておいてやったぞ。喜べ。
鳳仙
という内容だった。
これを見た、綱吉はポカンとし、そんな綱吉を放置してリボーンはシイナを連れて奈々のところに行ったのだった。
突拍子もないことをしないでください
対処の仕方がわかりません。
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