『いつ行くの?食費稼がないといけないんだから暇じゃないんだけど』

「噂では働き者の人当たりのいい娘だと聞いていたんですが………まあいいか」

『近所づきあいは大事にしているからね。それに吸血ヒバリンより食費の方が大事でしょう!!』



      怪物使いシイナ 2



とりあえずシイナの提案により一度家に戻り今後のことについて話し合うことになりました。

『で、どうやって倒せばいいの?吸血鬼だから……木の杭を心臓に一突き!!とかかな??』

「心配ありません。パワーアップアイテム、もんもんキャンディーを手に入れればいいのです。」

『もんもんキャンディー?』

「それを食べれば、あなたの中に眠っていたパワーが解放され怪物使いハイパーシイナになるのです!!!!」

シイナは内心「そんなもんいらねぇよ」と思っていましたが、口に出すとうるさそうなので。ちゃんと反応しておくことにしました。

『え!どこどこ?それどこにあるの』

「これからそれを探す旅に出るのです」








それからシイナと魔法使いリボじいはさまざまなところに旅に出ました。
時には今にも崩れそうなつり橋を渡ったり、
森の中を歩き回ったりしていました。




〜森の中〜

『ねーまだ?いい加減飽きてきたんだけど』

それもそのはず、シイナたちはかれこれ二、三時間森の中を歩き回っていました。
シイナは歩き疲れるどころかむしろ体力が有り余っているため、チンタラチンタラやっていて飽きてしまっていたのです。

そして苦労に苦労を重ねてついに、目的の洞窟にたどり着いた!!←byリボじい

「もんもんキャンディーを手に入れるには、超怪物レオックスを見つけなければなりません。」

『え!なにそれ…Tレックスみたいな?(何それ食えんの?)』

「大丈夫です(副音声が……)」

『だって……(食費食費食費食費食費食費食費食費食費食費食費食費食費)』

「これが超怪物レオックスです!」

リボじいのかぶっていた帽子は突然ピカッと光り、カメレオンへと変化しました。

『ハ?最初からそこに居たのー!?もんもんキャンディー探しの旅まったく意味ない……(こいついつかぶっ殺す!!!)』

「(悪寒が……)」


こうしてもんもんキャンディー探しの旅はとりあえず終了したのでした――――――…

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