もしもシリーズ第二弾
もし大空主が笹川了平に成り代わっていたらwith神楽+@
「きやがったな変態ストーカーめ!!おまえのようなこの世のクズは神が見逃そうがこの持田がゆるさん!!成敗してやる!!!」
綱吉が体育館に行くと、大勢の生徒や竹刀を持った持田、そして綱吉の思い人笹川神楽が待っていた。
「賞品はもちろん笹川神楽だ!!」
「最低な男ね。」
綱吉がパンツ一丁で神楽に告白したことにより起こったこの騒動
神楽の親友黒川花は不快感をあらわにし、
賞品扱いされた本人は、ゴミを見るような目つきで持田のことを見て殴りかかりたいと思う衝動を必死に抑えつけていた。
「いざ、勝負!!」
それから綱吉は持田に雄たけびを上げながら、突っ込んで行き見事機転を利かせ勝負に勝った。
「綱吉!」
「えぇ!!(か、神楽ちゃんが俺に話しかけてる!)」
「特別に神楽様が仲良くしてやってもいいアル!べ、別に仲良くしたいからとかそんなんじゃないんだからナ!勘違いするなヨ!」
ツ、ツンデレ!!
次の瞬間体育館の扉が吹っ飛ばされ、手に木刀を持った女子生徒――神楽の姉、椎菜が笑顔で立っていた。
忘れられている間に逃げようとしていた持田だが、それはずいぶんとあっけなく終わった。
『騒がしいと思って来てみれば………
私の可愛い可愛い可愛い可愛い妹を賞品ですって?
笑わせんじゃねぇヨ。覚悟はできてんだろうな?』
にっこりと殺気交じりに言われた言葉に、綱吉によって髪の毛をすべて抜かれた持田は、震え上がった。
「お姉ちゃん!こいつ私のことを付け回してた変態ストーカーアル!綱吉は悪いことしてないネ。」
その言葉にさらに殺気を滲ませ持田を一蹴すると、綱吉の方に振り返った。
『あなたが、沢田綱吉君。
神楽のことを助けてくれてありがとう…
もし君が困っているときには私が全力で助けに行くヨ。じゃあ私はやることがあるから二人とも教室に帰ろうね。』
そう言った椎菜は、持田を引きずり体育館裏に消えていった。
余談だが、持田はしばらくの間笹川姉妹を見つけると一目散に逃げて行ったらしい。
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