「ねえ丸井、丸井はさ、恋ってしたことあるかい」
「げほっごふ!」
昼休み、屋上にて。真田と柳生は風紀委員の集まり、柳は図書室に本の返却、赤也は追試、仁王はわからん、で弁当を食べ終わった後ものんびりしてるのは俺とジャッカルと幸村くんの三人。購買でジャッカルに買わせたデザート(みかんたっぷりゼリーにした。明日はシュークリームの予定だ)も残るところあと一口、というところで幸村くんが唐突にそんなことを聞いてきた。思わず吹き出してジャッカルのズボンが汚れた。すまん。でもまさかこの人からそんなこと聞かれると思っていなかったんだから仕方のないことだと思う、許せ。
「あ、ごめん急に。これ使って」
「ありがとな。ていうかブン太も気を付けろ」
「ん」
幸村くんがポケットから取り出したティッシュをジャッカルに渡した。さすが幸村くんだ。俺なんてかろうじて数日前のハンカチがくしゃくしゃになって入っているだけだ。口の中に残っていたゼリーの残骸を飲み込んで、空になった容器とスプーンをビニール袋に突っ込んだところで、「それで、」と声が掛かる。
「どうなの?」
「そりゃあ、人並みにはあるけど…急にどうしたんだよぃ。…まさか好きな人ができた、とか?」
「いやいや、そういうわけじゃないんだ。たださ…ほとんど面識ない人から好きだって言われるとね、どうしてだろうなあって思って」
「ああ…」
なるほどそういうことか。俺もそこそこ告白を受けるけど、幸村くんは桁違いだ。一ヵ月に二桁はされている、といつだったか柳が言っていた。



/立海烈伝見たら丸井に惚れた。最近二次創作ばっかり見てたからついつい丸井イコール自己中っぽいイメージになってたけど、原作はそうでもなかったよなあって。丸井可愛すぎる。何あの真ん丸おめめ。仕草もかわいいし。面倒見良いし。萌える。
って影響があったのか何なのか、幸村の面倒を見る丸井になりそう。今月中には終わらせたい、です…宣言通りになったことはないから敢えて願望で。


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