豪吹H


豪炎寺くんが転校してきて2ヶ月が経とうとしていた。

「今日は寒いな。」
「もう冬だねー。」

豪炎寺くんは意外に寒がりで10月の終わりからマフラーを着けて登校していた。
このくらいなら僕はまだへっちゃらだけどね。

「あれ?豪炎寺くん、手袋は?」
「…これだ。」
「ん?……あ、ふふっ//」

手を握られてそのまま豪炎寺くんのポッケに入れられた。

「嫌か?」
「ううん//いいよ。」

ポケットの中で握った豪炎寺くんの手は冷たかった。
心が暖かいからかな。




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