吹雪+染岡



染岡くんが足の怪我でチームを離れることになった。

「染岡くん…。僕ひとりで上手くやれるかな…。」
「大丈夫だって!お前はもう立派な雷門イレブンのストライカーだ。」
「…でも。」

僕はまだ、皆のことを頼れずにいた。

「なぁに。豪炎寺が帰ってくりゃ心配ねぇよ。」
「……うん。そうだね。」

よく聞く豪炎寺くんは皆からこんなに頼られていて、求められていて、きっとすごい人なんだろうな…。

「俺もすぐ戻って来るからよ!」
「うん。また一緒にサッカーしようね!」
「あぁ。頑張れよっ」

僕じゃ豪炎寺くんの代わりにはならないけど、

「染岡くんもね!」

いつか会った時に対等に張り合えるように、頑張らないと。




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