豪吹


エイリア学園の一件から落ち着いた後、色々あってしばらくの間雷門中に通うことになった。

「吹雪。」

「あ、豪炎寺くん」

ふふ//
豪炎寺くんとは違うクラスだけど、帰りは必ず迎えに来てくれる。

「豪炎寺くんっ」

「ん?」

「ううん。なんでもない」

こんなに近くにいるなんて。

「豪炎寺くん、豪炎寺くん」

「なんだ//さっきから」

「ううん。なんかさ、当たり前に名前呼べるのっていいなぁって//」

「…………。」

あれ、機嫌そこねちゃった??

「……吹雪。」

「なに?」

「吹雪、吹雪、吹雪、吹雪。」

「え?え??//」

「な。名前呼ばれるのって結構恥ずかしいだろ?//」

「…う、うん//」

豪炎寺くんがこんなに呼んでくれるなんて、嬉しいけどなんか恥ずかしい。

「好きなやつからならなおさらだ。」

「///……ばかっ//」

「フッ……士郎。」

「わーー//ぼ、僕先に部活行くからね!」


豪炎寺くんを置いて走り出す。
もう、あんな顔で呼ぶなんて反則!

…………ばかっ//





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