教科書を忘れて、見せてもらったのは1ヶ月前。

体育で足を挫いた時保健室まで運んでもらったのはニ週間前。

サッカーの試合観戦に誘われて行ったのは先週。


気がつけば君のことばかり考えてて、目で追ったり君に気づいてもらえるように頑張ってたりする。


こんなこと言ったら変だけど

僕、豪炎寺くんの事が好きみたい…


でも廊下を歩くだけで騒ぎ立てられるのを見て、世界の違いを感じる。
きっと彼は僕の事なんて気にもとめてないんだろうな。だってあんな可愛い子たちにも見向きもしないんだもん。なんて、ちょっと後ろ向きに考えてた。


そんなとき豪炎寺くんから、一緒にスパイクを選んでほしいって誘われたんだ。


チャンス!って思った。

この前教室で寝ていた時に、女の子たちが話してるのを聞いちゃったんだ。
ある女の子が豪炎寺くんに告白するって…。その子は他校からも注目を集めてるくらい可愛い子で、、

きっと僕なんかじゃ微塵も敵わない。ぼく、男だし…

だから今回の誘いは、きっと神様がくれた最後のチャンスなんだ!


気持ち悪がられてもいい…


僕は、告白する事を決心した。






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