僕の幼馴染のなまえ・なまえは恋をしている。彼女の家系はもちろん純血一家で、僕の家系、ブラック家ともそれなりに仲がいい。僕と同い年で家が近いってこともあり、気づけば一緒に遊ぶ仲になっていた。そんな幼なじみは今日も今日とて僕の部屋に勝手に上がり込み、僕の杖をこれまた勝手に振り回した。
「それで、なまえ。この大量の花、どうするつもり?」
「んー、ちょっと間違えちゃったよね。本当は数本のバラの花束出すつもりだったのに。」
「薔薇・・?どう見てもこれ、菊の花なんだけど。」
「・・確かに。レギュラスのベットの上も菊の花に埋め尽くされててまるで、これから死んで・・いひゃいっいひゃい!、もぅほっぺ引っ張らないでよね!暴力反対!!」
「人を勝手に殺さないでくれる?」
「だって、そう見えたんだからしょうがないじゃん。」
彼女は全く悪ぎれる様子も無く少し拗ねたようにいう。この大量の菊の花を出したのは彼女なのに。
「あーぁ、しょうがない。レギュラス、杖かして?」
「・・どうするの?」
「この花、消そうかと思って。」
「君に出来るとは到底思えなんだけど。」
「いやだなーブラック様はお高く止まって、私みたいな一般家系でもやる時はやりますよー!それに、ほら私の責任だし。ねっ!ほら、貸して!」
そういうと彼女は僕の杖を勝手に奪い取り杖を振り回した。するとどうゆうことだろう、大量の菊の花がラフレシアに変わったではないか。・・とてつもなく迷惑な話である。
「・・・なまえ。」
「・・・あっ!レギュラスごっめーん私、これから第一回緊急会議が公園で行なわれるの忘れてた。だから今日は帰え」
「待て。」
「ちょっ、そんな怖い顔しないでよー。嫌だなーレギュラス。あんた、おばさんの怒りん坊が遺伝しちゃったんじゃないの?」
「・・・ぶちますよ?」
「ごめんなさい。」
「僕の部屋より緊急な事なんて貴女にありません。どうするつもりですか、このラフレシア達。」
「んー・・どうしようか、とりあえずこの部屋から出てから決めない?そろそろ私、鼻もげそう。」
部屋の中に充満している香りはとてもじゃないけど、良い香りとは言えない。彼女は鼻を両手で摘みながらバタバタといち早く僕の部屋の外に脱出する。暫くして、部屋の前の廊下に植物図鑑を広げだるそうにページをぺらぺらめくっていた彼女が唐突に口を開いた。
「レギュラス、なんでもラフレシアというのは世界最大の花で、5日もすれば枯れちゃうらしいよ。」
「・・・だから?」
「だからね、5日間私の家にお泊まりしない?」
「え・・?」
「ん?」
「ちょっと、話がぶっ飛びすぎて良く解らなかったんですけど・・。」
「え?だから、この部屋の事は5日後に考えて、今はこのまま放置・・・」
「そろそろ本気で殴っていいですか?」
「まって!落ち着いてレギュラス!今ちゃんと考えるからっ!!」
んーーっと大げさに腕を組む彼女に任せても良い案は決して出てこないだろう。きっと状況がますます悪化するだけに違いない。すると隣の部屋から兄のシリウス・ブラックが出てきた。
「ん・・?お前ら、廊下でなにしてんだよ。」
「あ!シリウス!!」
「よう、なまえ、・・ちょ、お前う○こ臭ぇよ!?ちゃんとケツ拭いたか?」
「もぅ!失礼ね!ちゃんとウォシュレットで腸の中まで洗ってるわよ!!」
「それ、粘膜まで洗い流しちまうから、直腸炎になったり大腸炎になったりするらしいぜ。」
「えっ!なにそれ、初耳なんだけど!もぅシリウス早く言ってよ!!」
「待て、近づくな、お前本当にう○こ臭ぇ!!」
「なまえ、兄さんと遊んでないで、僕の部屋早くどうにかしてよ。」
「はぁーい。」
んーーっとさっきと同じ大げさなポーズに戻った彼女は本当に考えているのだろうか。
「どうしたんだよ、レギュラス。お前もちょっと・・臭うぞ。」
「あぁ、兄さん、この馬鹿が僕の部屋をラフレシアだらけにしたんだよ。」
「えっ!!マジか!!すげぇななまえ!!!」
「でしょ!!凄いでしょ!!」
「少しは反省しろ!」
ぺちんっと額を叩く。でも、軽く叩いたためかまだ懲りずにニヤニヤしている。
「はぁ・・しょうがない、俺が一肌脱ぐか!」
「え!なに、シリウス!いい方法があるの!?」
「まぁな、お前らには分からないだろうけど、俺は再来年の夏からホグワーツってとこに通うんだ。そんなエリートな俺様にはそれぐらい簡単な事さ。」
「キャーカッコイイー」
「棒読みになってるよ、なまえ。それに兄さん、ホグワーツからまだ入学許可は届いていないだろ?」
まぁまぁ、細かい事は気にすんな!と言うと兄は杖を構え僕の部屋を開ける。すると同時にここまでラフレシアの臭い臭いがやってくた。
「くっさ!!・・・ぉお!俺初めてこの花初めて見たかも!!」
「すごいよね!!ね!すごいでしょ!?」
「もぅその下りはいいんで早くどうにかしてください。」
「まぁ焦るなって、よし!いくぜ!」
そう言って、どっかで見た事のあるの戦隊もののポーズをしながら兄は杖を振った。すると、みるみるうちに真っ赤だった花びらが濁った紫色になり、花の中心部分からゴボゴボッっと変な液体が噴き出した。液体が付いてしまったカーテンやカーペットが変な音を立てて溶けていく。
「・・・兄さん。」
「・・ごめん・・失敗しちまった。」
「あははっ!シリウスだっさーいっ!!」
「ちょ、笑うなよなまえ!」
・・・・あぁ、神様どうか僕の部屋を今朝のように普通の状態に戻してください。そんな僕の悲痛の叫びが聞こえたのか救世主が現れた。
「あっ!!オリオンさーんっ!お邪魔してます!」
「お、親父!」
僕の部屋の前の廊下を通りかかっていた父はチラッとこっちを見ると一瞬もの凄い嫌そうな顔をした。ローブから杖を取り出すと一振りする。すると僕の部屋はいつも通りのになっていて、あの嫌な匂いさえしない。
「さすが、オリオンさん!素敵です!!」
「ありがとう。・・・レギュラス」
「はい。」
「なまえさんも連れて、一緒にお風呂に入ってきなさい。」
それだけ言うとリビングの方へ消えていった。チラリと隣のなまえを見るとまだ目をハートにしていて父が消えて行った方をニヤニヤしながら笑っている。はぁ。最初に述べたように、僕の幼なじみ、なまえ・みょうじの好きな人とは僕の父、オリオン・ブラックなのである。
「それで、なまえ。この大量の花、どうするつもり?」
「んー、ちょっと間違えちゃったよね。本当は数本のバラの花束出すつもりだったのに。」
「薔薇・・?どう見てもこれ、菊の花なんだけど。」
「・・確かに。レギュラスのベットの上も菊の花に埋め尽くされててまるで、これから死んで・・いひゃいっいひゃい!、もぅほっぺ引っ張らないでよね!暴力反対!!」
「人を勝手に殺さないでくれる?」
「だって、そう見えたんだからしょうがないじゃん。」
彼女は全く悪ぎれる様子も無く少し拗ねたようにいう。この大量の菊の花を出したのは彼女なのに。
「あーぁ、しょうがない。レギュラス、杖かして?」
「・・どうするの?」
「この花、消そうかと思って。」
「君に出来るとは到底思えなんだけど。」
「いやだなーブラック様はお高く止まって、私みたいな一般家系でもやる時はやりますよー!それに、ほら私の責任だし。ねっ!ほら、貸して!」
そういうと彼女は僕の杖を勝手に奪い取り杖を振り回した。するとどうゆうことだろう、大量の菊の花がラフレシアに変わったではないか。・・とてつもなく迷惑な話である。
「・・・なまえ。」
「・・・あっ!レギュラスごっめーん私、これから第一回緊急会議が公園で行なわれるの忘れてた。だから今日は帰え」
「待て。」
「ちょっ、そんな怖い顔しないでよー。嫌だなーレギュラス。あんた、おばさんの怒りん坊が遺伝しちゃったんじゃないの?」
「・・・ぶちますよ?」
「ごめんなさい。」
「僕の部屋より緊急な事なんて貴女にありません。どうするつもりですか、このラフレシア達。」
「んー・・どうしようか、とりあえずこの部屋から出てから決めない?そろそろ私、鼻もげそう。」
部屋の中に充満している香りはとてもじゃないけど、良い香りとは言えない。彼女は鼻を両手で摘みながらバタバタといち早く僕の部屋の外に脱出する。暫くして、部屋の前の廊下に植物図鑑を広げだるそうにページをぺらぺらめくっていた彼女が唐突に口を開いた。
「レギュラス、なんでもラフレシアというのは世界最大の花で、5日もすれば枯れちゃうらしいよ。」
「・・・だから?」
「だからね、5日間私の家にお泊まりしない?」
「え・・?」
「ん?」
「ちょっと、話がぶっ飛びすぎて良く解らなかったんですけど・・。」
「え?だから、この部屋の事は5日後に考えて、今はこのまま放置・・・」
「そろそろ本気で殴っていいですか?」
「まって!落ち着いてレギュラス!今ちゃんと考えるからっ!!」
んーーっと大げさに腕を組む彼女に任せても良い案は決して出てこないだろう。きっと状況がますます悪化するだけに違いない。すると隣の部屋から兄のシリウス・ブラックが出てきた。
「ん・・?お前ら、廊下でなにしてんだよ。」
「あ!シリウス!!」
「よう、なまえ、・・ちょ、お前う○こ臭ぇよ!?ちゃんとケツ拭いたか?」
「もぅ!失礼ね!ちゃんとウォシュレットで腸の中まで洗ってるわよ!!」
「それ、粘膜まで洗い流しちまうから、直腸炎になったり大腸炎になったりするらしいぜ。」
「えっ!なにそれ、初耳なんだけど!もぅシリウス早く言ってよ!!」
「待て、近づくな、お前本当にう○こ臭ぇ!!」
「なまえ、兄さんと遊んでないで、僕の部屋早くどうにかしてよ。」
「はぁーい。」
んーーっとさっきと同じ大げさなポーズに戻った彼女は本当に考えているのだろうか。
「どうしたんだよ、レギュラス。お前もちょっと・・臭うぞ。」
「あぁ、兄さん、この馬鹿が僕の部屋をラフレシアだらけにしたんだよ。」
「えっ!!マジか!!すげぇななまえ!!!」
「でしょ!!凄いでしょ!!」
「少しは反省しろ!」
ぺちんっと額を叩く。でも、軽く叩いたためかまだ懲りずにニヤニヤしている。
「はぁ・・しょうがない、俺が一肌脱ぐか!」
「え!なに、シリウス!いい方法があるの!?」
「まぁな、お前らには分からないだろうけど、俺は再来年の夏からホグワーツってとこに通うんだ。そんなエリートな俺様にはそれぐらい簡単な事さ。」
「キャーカッコイイー」
「棒読みになってるよ、なまえ。それに兄さん、ホグワーツからまだ入学許可は届いていないだろ?」
まぁまぁ、細かい事は気にすんな!と言うと兄は杖を構え僕の部屋を開ける。すると同時にここまでラフレシアの臭い臭いがやってくた。
「くっさ!!・・・ぉお!俺初めてこの花初めて見たかも!!」
「すごいよね!!ね!すごいでしょ!?」
「もぅその下りはいいんで早くどうにかしてください。」
「まぁ焦るなって、よし!いくぜ!」
そう言って、どっかで見た事のあるの戦隊もののポーズをしながら兄は杖を振った。すると、みるみるうちに真っ赤だった花びらが濁った紫色になり、花の中心部分からゴボゴボッっと変な液体が噴き出した。液体が付いてしまったカーテンやカーペットが変な音を立てて溶けていく。
「・・・兄さん。」
「・・ごめん・・失敗しちまった。」
「あははっ!シリウスだっさーいっ!!」
「ちょ、笑うなよなまえ!」
・・・・あぁ、神様どうか僕の部屋を今朝のように普通の状態に戻してください。そんな僕の悲痛の叫びが聞こえたのか救世主が現れた。
「あっ!!オリオンさーんっ!お邪魔してます!」
「お、親父!」
僕の部屋の前の廊下を通りかかっていた父はチラッとこっちを見ると一瞬もの凄い嫌そうな顔をした。ローブから杖を取り出すと一振りする。すると僕の部屋はいつも通りのになっていて、あの嫌な匂いさえしない。
「さすが、オリオンさん!素敵です!!」
「ありがとう。・・・レギュラス」
「はい。」
「なまえさんも連れて、一緒にお風呂に入ってきなさい。」
それだけ言うとリビングの方へ消えていった。チラリと隣のなまえを見るとまだ目をハートにしていて父が消えて行った方をニヤニヤしながら笑っている。はぁ。最初に述べたように、僕の幼なじみ、なまえ・みょうじの好きな人とは僕の父、オリオン・ブラックなのである。
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