「レギュラス!会いたかったわ!」
ぎゅーっと私の自室に入ってきた彼を抱きしめる。
「なまえ、いきなり抱きしめないでください。びっくりするじゃ無いですか。」
「レギュラスって何年生なの?」
「なんですかいきなり。」
「今日ね、ホグワーツから入学許可書が届いたの!」
「当たり前じゃ無いですか、貴女は魔女なんだから。」
「半年以上も待たされたのよ?本当に届くのか、少し心配だったの。」
「大丈夫ですよ。僕が見てもわかるぐらい、貴女には相当な魔力がある。」
「本当に?」
「はい。本当です。」
「ふふっ、レギュラス、キスして?」
強請る様に上目遣いをして見たら案の定顔を真っ赤に染めた彼がいた。
ちゅっと優しいキスをくれる。父の唇と比べやっぱレギュラスの方がふにってしてて、なんだか気持ちいい・・・。
「・・あ、間接キス・・」
「・・誰とキスしたんですか?」
「ふふっ、秘密。」
眉間に皺を寄せてあからさまに嫌そうな顔をする。
「僕という婚約者が居るのに他の奴とキスしたんですか。貴女って人は・・最低ですね。」
拗ねるように怒り出した彼も中々可愛い。でも、怒った彼はスパルタになって私に仕返しをしてくるので厄介だ。今のうちに誤解を解いた方が良さそうだ。
「この前、お父様としたの。」
「えっ・・・。」
「ふふっ、その驚いた顔も可愛い!ねぇ、もぅ一回する?」
「いや・・、今日はもぅ辞めておきます。」
「照れなくて良いのに。」
彼は私の前髪を持ち上げた。”これで許してあげます。”そう言っておでこに彼の唇が当たった。
「そういえば、これ、頼まれていたやつです。」
「わぁあ!ありがとう!」
レギュラスがれくれた紙袋には雑誌が30冊ぐらいびっしり入っている。
「これ、集めるの大変だったでしょ?」
「いや、兄が持っていたのを貰っただけですよ。」
「ふーん」
多分、嘘だと思う。きっと2、3冊ぐらいは本当に彼の兄のが含まれて居るのかもしれないけど、残りは彼が買ったものだろう。だって、つい先日発売されたものらしき雑誌が幾つかある。
「本当にありがとう!いつ迄に返せばいい?」
「差し上げますよ。」
「嬉しいわ!ありがとう!」
嬉しくなってすぐさま紙袋の中から幾つか雑誌を取り出す。父は映っているだろうか。きっと父の容姿なら容易く表紙を飾れるだろう、そう思っていたのに、残念ながらもどの雑誌の表紙に父は映っていなかった。これは、全ページ確認して行くしか仕方ないな・・私の眉間に皺を寄ったのを見てか、レギュラスはなにかを察したみたいだった。
「・・・大量の男性ものの雑誌を欲しがったりして、なにが知りたいんですか?」
「・・んー?イケメン乗ってないかなって。」
「誤魔化しても無駄です。正直に答えてください。」
確かにここまでしてくれたのになにも言わないのも人としてどうかと思う。それに、彼は信頼できる・・と思う。
「お父様が載っているかなと思って。」
「・・え?」
「私、お父様がなにしてるのか全く知らなくて、お母様はブラック家の方とか叔母さまとかにたまに話を聞くけど・・だから、知りたいの。」
「・・・それで、なんで雑誌なんですか?」
「だって、お父様の美貌からすればモデルや、芸能関係にいてもおかしくないでしょ?それに、私の存在が世間にバレるのを恐れて居るわ。私をこんな部屋に閉じ込めてまで何かを警戒している。」
「・・・残念ながら、貴女のお父様の事は、僕が渡したどの雑誌にも載ってないはずです。」
「・・・え?」
「調べても、無駄だと思いますよ。」
「・・・レギュラス、貴方はお父様がなにをしているのか知っているの?」
「・・・。」
そう言って彼は口を開かなかった。
ぎゅーっと私の自室に入ってきた彼を抱きしめる。
「なまえ、いきなり抱きしめないでください。びっくりするじゃ無いですか。」
「レギュラスって何年生なの?」
「なんですかいきなり。」
「今日ね、ホグワーツから入学許可書が届いたの!」
「当たり前じゃ無いですか、貴女は魔女なんだから。」
「半年以上も待たされたのよ?本当に届くのか、少し心配だったの。」
「大丈夫ですよ。僕が見てもわかるぐらい、貴女には相当な魔力がある。」
「本当に?」
「はい。本当です。」
「ふふっ、レギュラス、キスして?」
強請る様に上目遣いをして見たら案の定顔を真っ赤に染めた彼がいた。
ちゅっと優しいキスをくれる。父の唇と比べやっぱレギュラスの方がふにってしてて、なんだか気持ちいい・・・。
「・・あ、間接キス・・」
「・・誰とキスしたんですか?」
「ふふっ、秘密。」
眉間に皺を寄せてあからさまに嫌そうな顔をする。
「僕という婚約者が居るのに他の奴とキスしたんですか。貴女って人は・・最低ですね。」
拗ねるように怒り出した彼も中々可愛い。でも、怒った彼はスパルタになって私に仕返しをしてくるので厄介だ。今のうちに誤解を解いた方が良さそうだ。
「この前、お父様としたの。」
「えっ・・・。」
「ふふっ、その驚いた顔も可愛い!ねぇ、もぅ一回する?」
「いや・・、今日はもぅ辞めておきます。」
「照れなくて良いのに。」
彼は私の前髪を持ち上げた。”これで許してあげます。”そう言っておでこに彼の唇が当たった。
「そういえば、これ、頼まれていたやつです。」
「わぁあ!ありがとう!」
レギュラスがれくれた紙袋には雑誌が30冊ぐらいびっしり入っている。
「これ、集めるの大変だったでしょ?」
「いや、兄が持っていたのを貰っただけですよ。」
「ふーん」
多分、嘘だと思う。きっと2、3冊ぐらいは本当に彼の兄のが含まれて居るのかもしれないけど、残りは彼が買ったものだろう。だって、つい先日発売されたものらしき雑誌が幾つかある。
「本当にありがとう!いつ迄に返せばいい?」
「差し上げますよ。」
「嬉しいわ!ありがとう!」
嬉しくなってすぐさま紙袋の中から幾つか雑誌を取り出す。父は映っているだろうか。きっと父の容姿なら容易く表紙を飾れるだろう、そう思っていたのに、残念ながらもどの雑誌の表紙に父は映っていなかった。これは、全ページ確認して行くしか仕方ないな・・私の眉間に皺を寄ったのを見てか、レギュラスはなにかを察したみたいだった。
「・・・大量の男性ものの雑誌を欲しがったりして、なにが知りたいんですか?」
「・・んー?イケメン乗ってないかなって。」
「誤魔化しても無駄です。正直に答えてください。」
確かにここまでしてくれたのになにも言わないのも人としてどうかと思う。それに、彼は信頼できる・・と思う。
「お父様が載っているかなと思って。」
「・・え?」
「私、お父様がなにしてるのか全く知らなくて、お母様はブラック家の方とか叔母さまとかにたまに話を聞くけど・・だから、知りたいの。」
「・・・それで、なんで雑誌なんですか?」
「だって、お父様の美貌からすればモデルや、芸能関係にいてもおかしくないでしょ?それに、私の存在が世間にバレるのを恐れて居るわ。私をこんな部屋に閉じ込めてまで何かを警戒している。」
「・・・残念ながら、貴女のお父様の事は、僕が渡したどの雑誌にも載ってないはずです。」
「・・・え?」
「調べても、無駄だと思いますよ。」
「・・・レギュラス、貴方はお父様がなにをしているのか知っているの?」
「・・・。」
そう言って彼は口を開かなかった。