「リドル・・・元気でね。」
「あぁ、なまえ、君もね。」
私は知っている。彼がどんな道に進もうとしているのか。でも、知らないふりをしてきた。2年前だって、トイレでよく泣いていたレイブンクローの彼女が狙われているって知ってても、私は1度も助けようとは思わなかった。だから今回もなにも言わず、なにもせずに彼との関係を終わらせようと思う。
「体に気をつけてね。」
「・・君もね。」
「じゃあ、ばいばい。」
そうやって私達は別れた。
私は彼が好きだったみたいだ。胸にある思いを伝えたら、何かが変わっていただろうか・・・。いや、そんなことはないな。彼の事は誰よりも知っているつもりだ。きっと、困ったように笑って、"ごめんね"なんて言うんだろうな・・・。
「アバダケタブラ・・・」
彼と最後に会った時の綺麗な笑顔を思い浮かべてそう呟いた。
さよなら私。
さよなら世界。
さよなら、大好きだった人。
僕が思いを寄せた人は、自殺をしたみたいだ。それを止められなかったのは悲しい。あぁ、なぜもうちょっと速く気付いてあげられなかったのだろうか。彼女と最後にあったのは何年も前の卒業式で、さみしそうに笑っていた。その時の僕はこの世界を変えようとがんばった。君に会いたいけど、会ったら君を巻き込んでしまう。そんな葛藤があった。けど、それも無意味なことだったようで、卒業してすぐに彼女は土の中に埋まってしまったようだ。
あぁ、君が居ない世界がこんなにも暗いとは思わなかった。
人を何度も殺めたことがある僕なのに、君が死んだことが許せなくて、信じられない。
こんなことなら、知らなければよかった。君は、愛する人と結婚して幸せな家庭を築いてるとずっと思ってた。
それは、とても悲しい事だけど、
君がそれで幸せならそれでも良かったんだ。
君と”さよなら”をしたくはなかった。
あの時も、僕は"ばいばい"と去っていく彼女に別れの言葉を告げようとはしなかった。
いつも笑顔が眩しくてキラキラと輝いていた。
なのに何故、自殺なんてしてしまったのだろうか。
「ねぇ、なまえ、
もぅ一度、僕に笑いかけて。」
もぅ笑わない君へ。
もう一度だけ君に笑ってほしいんだ・・・。
「あぁ、なまえ、君もね。」
私は知っている。彼がどんな道に進もうとしているのか。でも、知らないふりをしてきた。2年前だって、トイレでよく泣いていたレイブンクローの彼女が狙われているって知ってても、私は1度も助けようとは思わなかった。だから今回もなにも言わず、なにもせずに彼との関係を終わらせようと思う。
「体に気をつけてね。」
「・・君もね。」
「じゃあ、ばいばい。」
そうやって私達は別れた。
私は彼が好きだったみたいだ。胸にある思いを伝えたら、何かが変わっていただろうか・・・。いや、そんなことはないな。彼の事は誰よりも知っているつもりだ。きっと、困ったように笑って、"ごめんね"なんて言うんだろうな・・・。
「アバダケタブラ・・・」
彼と最後に会った時の綺麗な笑顔を思い浮かべてそう呟いた。
さよなら私。
さよなら世界。
さよなら、大好きだった人。
僕が思いを寄せた人は、自殺をしたみたいだ。それを止められなかったのは悲しい。あぁ、なぜもうちょっと速く気付いてあげられなかったのだろうか。彼女と最後にあったのは何年も前の卒業式で、さみしそうに笑っていた。その時の僕はこの世界を変えようとがんばった。君に会いたいけど、会ったら君を巻き込んでしまう。そんな葛藤があった。けど、それも無意味なことだったようで、卒業してすぐに彼女は土の中に埋まってしまったようだ。
あぁ、君が居ない世界がこんなにも暗いとは思わなかった。
人を何度も殺めたことがある僕なのに、君が死んだことが許せなくて、信じられない。
こんなことなら、知らなければよかった。君は、愛する人と結婚して幸せな家庭を築いてるとずっと思ってた。
それは、とても悲しい事だけど、
君がそれで幸せならそれでも良かったんだ。
君と”さよなら”をしたくはなかった。
あの時も、僕は"ばいばい"と去っていく彼女に別れの言葉を告げようとはしなかった。
いつも笑顔が眩しくてキラキラと輝いていた。
なのに何故、自殺なんてしてしまったのだろうか。
「ねぇ、なまえ、
もぅ一度、僕に笑いかけて。」
もぅ笑わない君へ。
もう一度だけ君に笑ってほしいんだ・・・。
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