採点が始まる。
其の前に、皆が部屋に戻れた。
つまり……生きてたから生き残れた。
程々の点数を取る奴も居れば、なンもしなかったから0点の奴だッて居る。
西くん
53てん
total 93てん
あと7てんでおわり
朔夜ちゃん
70てん
total 92てん
あと8てんでおわり
かとうちゃ(笑)
100てん
加藤が100点を取ッて玄野を再生した。
『玄野!!』
私は周りを気にせず玄野に飛び付いた否、抱き付いた。
「音無!?」
『良かった。此れでまた、玄野と学校に行ける!!』
「そうか」
「朔夜はさ、俺だけ見てれば良いンだけど」
『其れと此れとは話が違う』
「………っ」
偽善者が玄野を再生した。
再生した途端、朔夜が玄野に抱き付いた。
マジ苛々した。
朔夜は俺のなのに盗られた気がした。
だから朔夜に俺だけ見てれば良いッて言った。
だけど、朔夜に其れと此れとは話が違うッて言われた。
* * * *
『ガンツ、私は何者なの? エリア外に出ても頭爆発しないし爆弾埋め込まれてないし再生しても点数は0からスタートしないし……』
朔夜ちゃんは私に作られたクローンだよ。
『え……? 何言ッてんの……?』
「朔夜?」
『あ、はは。だから、Zガンの事知ってたりガンツソードを最初から使えたのか……。成る程、ね』
「朔夜がクローンだとしても俺は……」
『一人にして』
真実を知った私は其の儘、帰ってしまった。
周りなんてどうでも良い。
興味が無くなった。
私の中で決心が付くまで一人で居よう。