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採点が始まった。

アホの、、、
105てん
TOTAL105てん
100点めにゅ〜から選んで下ちい


マジかよ。
あンな奴が100点取れてるなんて。

1番を選ぶのことなく、3番を選び桜井が再生される。

和泉は強力な武器。
俺も欲しい。
だけど、朔夜も……。

あのアイドルは玄野の彼女。
まァ、別にいンじゃねーの?

ッて、よりによッて偽善者かよ。


西くん
43てん
TOTAL43てん
あと57てんで終わり


「は……?」

「あと57点……」

「は……、マジ…か、よ……」


朔夜……。
もう、お前に……



きんにくらいだー(仮)
115てん
TOTAL115てん
100点めにゅ〜から選んで下ちい


「玄野……誰か選んでくれ」

「良いのか……?」

「ああ……」


悩む。
今更だが。
脳裏に浮かぶのは岸本と名も知らない俺を好きになッてくれた人と……音無。

音無。
そういえば、とチラリ彼奴を見る。


「…………」


もう何か諦めたような、そんな感じだった。
キャラ変わったな。


「決めたよ……」


そして再生される。
再生されたのは、岸本でも名も知らないあの人でも無く……


『え……』


音無だッた。


「音無、お帰り」

『玄野? 私を再生したのはアンタなの?』

「俺じゃなくて、風だ」

『……どうも。あ、』


聞き慣れた声がする。
見上げると、朔夜が居た。


「朔夜ッ!!」

『に…丈一郎?』

「名前……」

『此れからは、名前で呼ぶよ』

「音無、お前の大事なもの全部家にあるからな」

『探してくれたの? ……有り難う』


再生して貰った人は皆、0スタートなのに私の場合、何故か22点の儘だッた。
他にも0点の奴は居たけれど。

最後に玄野。
135点ッてスゴいじゃん。
でも1番……


「音無……」

『折角、私が再生して玄野に会えたのに記憶消されて私のことも忘れちゃうんだね……』

「此れからは、西と一緒に……」



玄野が部屋から消えた。
私は涙が出た。

また……会えるよね。

今回のミッションは幕を閉じた。


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bkm
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