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最近良く学校に来るね、とクラスの奴等に言われる。
最も、友達とか仲間だなんて思ってない。
学校の友達なんて玄野が居れば別に良い。

なのに玄野のことを“昼行灯”って呼ぶからムカついた。
クラスなら別に良くあることだし別に良いかも……いや、良くないか。

お前ら玄野の何を知ってんだよッ!!

クラスだけじゃなく教師まで玄野のことを“昼行灯”って呼ぶもんだからしかも授業中に。
だから言った。

早く授業しろよ、無能教師

って(笑)
職員室に呼ばれることは無かったけど、クラスは呆然として教師は顔を真っ赤にして授業をした。

ふん、良い気味だ(ドヤッ



昼休み、和泉が可愛い女子と居たから和泉をちょっと借りるねって言ったら天使の笑顔で良いよって言ッてくれた。

可愛い(´ω`)


因みに連れ出して屋上に向かった。



* * * * *


「なんだ、急に」

『私が和泉のこと僅かに嫌ってること気付いてたでしょ?』

「ああ」

『別に本気で嫌って訳じゃないよ。和泉は悪くないのにね』

「お前、何かあったのか?」

『あは、何でも無いよ。でも僅かに嫌ってた理由は和泉が私の元彼に雰囲気が似てただけ』


そう言ッて、私は卒業の時に撮ッた集合写真を見せた。


「………」

『私ね、元彼以外にも友達居て……』


あれ?
なんでこんな話しているんだろう。
玄野に話せば良いのに。
でも直感で和泉に話さなきゃって思った。

そして写真は返して貰ったよ。


「今のお前じゃ想像出来ないな」

『あはは、そうだね。 今日は彼女さんと帰るの?』

「いや、今日は小島と帰るらしい」

『ッてことは、玄野と一緒?』

「ああ」


そうか、二人で帰るのか。
話聞いて貰っちゃって有り難う、と帰り際に言えば無言だった。




* * * * * *


『玄野、』

「なんだよ」

『今日は1人で帰るね』

「は? 急に何……」

『ちょっとね。玄野は和泉と帰れば?』

「何で彼奴と……」

『和泉の彼女さんが小島さんと帰るらしいけど?』

「え、マジ!?」

『嘘吐いてどーすんの? 玄野は和泉と西と帰るの』

「和泉は分かるけど、何で西?」

『私が一緒に帰る約束したから』

「………」


そう音無は告げた。
何かありそうで放課後までどうするか、考えた。

ッてか、和泉と帰るなら未だしも音無は何で西と帰る約束してんだよ。

ちょっとイライラした。



* * * *


音無は既に帰ったらしく俺は和泉と西と一緒だった。


「なンで、玄野なンかと一緒なわけ?」

「俺に聞くなよ……」

「あれは……」

「和泉?」


和泉の視線の先には音無が居た。しかも3人の男と。

でも何か様子が変だッた。
まぁ音無ン家は其処だから鞄は無いのはしょうがないけど。


「あの男は写真の……」

「はァ? 和泉、何言ッてンだよ」




* * * * *


今日は1人で帰った。
そしたら、彼奴に会った。


「あッれ〜、音無じゃん」

『……ッ!!』

「何々、此の子、超可愛いじゃん」

「俺の彼女」

『彼女じゃないし。私はアンタの事好きじゃない。其れと、返してよ』

「はぁ? 誰が返すって言ったよ。お前がまたしてくれんなら話は別だけど」

『い、嫌だ!!』


私は咄嗟に逃げた。
彼奴らが私を追ってくるのが分かる。
前方に玄野が居た。
正確には玄野と和泉と西。

でも私は其の儘、逃走した。




* * * *


「あれ、音無だよな……」

「其れ以外に何があるわけ?」


携帯が鳴る。
メールが着ていた。
案の定、音無からで“助けて”と書かれていた。


「助けに行った方がいんじゃないか?」




和泉も珍しいこと言うなぁ、なんて思いながらも音無を救出することにした。


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