部屋に戻れた。
でもまだ私しか居ない。
あ、帰ってきた。
『玄野?』
「岸本……」
『………』
ガンツが採点を始める。
くろのくん 8てん
TOTAL46てん
あと54てんでおわり
「なん……で……まだ……誰も……」
美少女 24てん
TOTAL47てん
あと53てんでおわり
『………』
「加藤と岸本とあと俺の彼女を生き返らせろ!! お前、死ぬ寸前の人間を此処に連れて来たんだろッ。今言ッた3人此処に出せるはずだ!!」
『無理だよ。100点集めなきゃ再生出来ない』
「音無、お前、俺達が千手と戦って居るとき何処に居たんだよ」
『千手の強さは相当なものだッた。私は死ぬわけにはいかないから千手に見付からないように距離を取った』
「ただ見てただけだろ」
『見てただけだよ、何か文句でも?』
「普通、其処は助けにi『 人の事言えないじゃん。玄野だッて、玄野だけじゃない加藤だッて岸本だッてあの時、西が殺られんの黙って見てたじゃん!! 助けに行こうって言ッても動こうとはしなかッたし。何、自分の時だけ助けを求めようなんて都合が良すぎるでしょ。お前らも同罪なんだよ』………音無、ごめん」
音無が泣いていた。
彼奴も今は俺しか頼える相手……否、友達が居なくて俺も加藤が死んだから音無しか仲良い友達が居ない。
どッちもどッちか。
しかも、不登校だから学校にだッて来ないし。
ミッションの時か放課後にでも彼奴ン家に行ってみるかな。