仁王像2体が動いた。
1体は違う場所にもう1体は似非坊主のところに行った。
もう1体の仁王像は似非坊主の側に行きしゃがんだ。
因みに其の後ろにはガンツソードを持った私。
仁王像は似非坊主に夢中だから私は屋根から降りて近からず遠からずの位置に居た。
念仏を唱えても大人しくはならないよ。
ってなわけで、死んで下さい。
似非坊主が潰されたのと同時にガンツソードを伸ばして一刀両断した。
1体の仁王像は真っ二つになりました(笑)
『もう1体は……』
玄野にくれてやろう。
どうやら無事に倒せたようだ。
「あれ、音無は?」
「音無ってあの子?」
「そう。見た?」
「いや、見てないけど。生きて戻れたらさ、あたし達、付き合わない?」
「良いよ……。俺で……良いならさ」
告白された。
でも其の時に、“玄野の馬鹿”って聞こえた気がする。
気付けば仏像が増えていた。
中には素早いヤツも居たけど関係無い。
凪ぎ払うように倒して行く。
勿論、私の姿は透明な儘。
「え?」
「数が減っていく?」
周りが馬鹿ばッかで助かった。
1人の人間に寄って集る仏像に伸ばしたガンツソードで横に斬った。
大仏は他の人に任せよう←
ってか大仏の白毫を攻撃するとキレるんだね。
銃器マニアが喰われた。
さぁ、玄野。
頑張って。
『次は……』
大仏を倒して貰ってコントローラーを見る。
まだ居る。
もしかしてボスは……
ボスの居場所を見付けて向かう途中に仏像1体が居たから斬りつけてボスのところに向かった。
「え、あれ?」
「死んでる……」
「音無!!」
玄野が私を呼ぶ。
でも立ち止まらない。
振り返らない。
部屋をチラリと見る。
千手が居た。
扉に身を隠した。
そして此処から離れた。
どういう訳か、私の頭には脳内爆弾が埋め込まれて居ないらしくエリア外に出ても頭ン中で警告音は鳴らないし爆発しない。
どんくらい時間が経ったのだろう。
誰かが千手を倒したようで転送された。