1
それぢわ ちいてんを
はじぬる
00:00:00

と表示されて採点が始まる。


犬 0てん
やるき感ぢられづ
なんかしろ


「なんかしろだって。ハハハ。犬に無理言うなって」

「何の意味があんだよ。採点ッて……」

「此の点数が100点溜まると自由になれるらしい」

『選択肢は1つじゃない』

「音無さん、どういう?」

『採点が終わったら言う』


続けて採点に戻る。

巨乳 10てん
TOTAL10てん
あと90てんでおわり

かとうちゃ(笑) 5てん
TOTAL5てん
あと95てんでおわり

サダコ 0てん
ホモのあとつけすぎ
いなくなりすぎ


「ホモの後つけすぎ……ホモッて誰だ?」

「!? ………死んだ奴の中に居たんじゃねーの?」

『知らばっくれんな、ホモ』

「は、はァ!?」


ホモ 10てん
TOTAL10てん
あと90てんでおわり


『バレちゃったね』

「ちっがっうっつの、ふっざっけんっなっ。てめーらっ」

「加藤君まで……。ホモだからってそんなにまで嫌わなくても」

「ホモじゃッ、ホモじゃねえッ」

『真っ赤な顔で言われても説得力無いよ』


私と岸本はクスクス笑い玄野と加藤はホモから遠ざかった。


美少女 20てん
TOTAL23てん
あと77てんでおわり


「音無、すげーじゃん」

『でも足らないから』


くろの 38てん
TOTAL38てん
あと62てんでおわり

採点が終わる。


「音無さん、さッき言ってた選択肢は1つじゃないッてどういう?」

『其の儘だよ。ガンツ、100点めにゅ〜の表示お願い』


表示された選択肢は、
1 記憶消されて解放される
2 強力な武器を得られる
3 MEMORYの中から1人再生出来る


「此の1番って……」

『自由になりたいなら100点取ッて1番を選べば良い。私は選ばないけど』

「なんでだよ、音無。自由になれるんだぜ?」

『会えなくなるのは嫌だし、やらなきゃいけないことがあるから』


ガンツの表示が終わり私は玄関の扉を開けて帰路した。




* * * * *


家に着いて完成した人形に手を伸ばす。
当たり前に人形の顔は可愛いけど、西を模して作った人形だから……。


『西……』


折角出来た唯一の友達なのに、死んでしまった。
私は人形を抱き締めて泣いた。


『ぐす……ッ、ひッく……』



暫く泣いた後、寝たから起きた時には頭がボーッとしていた。



100点を取ッて彼を再生してあげよう。
其の為には点数を稼がないと……ッ!!


prev next

bkm
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -