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サスケくんがカカシさんと遅れてやって来た。
圧倒的なスピードで我愛羅を翻弄する。
攻撃を交わすも我愛羅の絶対防御で行動が止まる。
しかし雷属性の千鳥で絶対防御を貫くと一尾の腕が出てきた。
良いところだったのに恐らくカブトが幻術するから中止になった。
あ、幻術は解除したよ?
木ノ葉崩しかぁ。
サツネの愛した里を崩すのは止めて貰いたい。
代わりに上層部をどうにかしろ←
砂と音が暗躍した計画をブッ壊してやるか。
うん、そうしよう!!
ってサスケくんが居ないし。
面倒だなぁ。
ま、直ぐ追い付くよ。
だって時空間で行くからね。
『あ、居た居た。サスケくん、一人で突っ走っちゃあダメだぜ?』
「お前は……」
『サツネの愛した里を崩そうっていうんだから生かしてはおけないよねぇ』
「(写輪眼!? コイツ、写輪眼を簡単に……)」
「……お前、邪魔をするなァ……!!」
コントロール仕切れてない一尾が俺を襲う。
サスケくんにプロテアを掛けて俺は其の儘……。
「おいッ!!」
「ウォオオオ!!」
スカッ
とすり抜ける。
「お前……大丈夫なのか……?」
『何が?』
「貴様ァ、何をした!?」
『なんもしてないよ。ただ、俺の躯は常に時空間状態だから全ての攻撃は効かないようになってる』
なぁんて言ったらおいおい、何マジかよ的な顔してんだよ。
まぁ、驚くのも無理無いけど。
サスケくんが千鳥で攻撃した。
でもうーん……。
「お前ももっと本気をだせ」
『あ?』
「お前はテマリを追い込んだ程の奴だ。もっと俺を楽しませろォ」
『無理だよ。守鶴の力もまともにコントロール出来てないやつと本気で殺り合ったら捕らえるどころか死んじゃうからね』
「!?」
「(何で、彼奴……。我愛羅の中の化け物を知って……)」
『一応、生きた儘捕らえる事になってるんだ。守鶴のチャクラ、コントロールしてから出直せよ。とりま上には報告しておくよ。其れが暁から出された命令なんで』
「(暁!? なんだ暁って……)」
そんな話をして俺は自分が暁だってバラしちゃった事に気付き酷く後悔する。
いつまでも此処に留まるわけにも行かないからまぁ良いとしようか。
其の後もナルトくんが来て我愛羅を説得した。
人柱力の悲しみや痛みは人柱力が一番良く知ってるしね。
今回はナルトくんのお手柄かなぁ。
俺は報告でもしようかな。
口寄せをする。
カラスに写輪眼を使用。
一尾と遭遇したこと。
なりきれてない一尾とやりあったこと。
捕らえずに敢えて生かした儘放置したことを写輪眼で伝える。
『行って』
カラスはカァと鳴き空へと飛び立った。
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