NARUTO | ナノ

1


第3の試験の本選が開始された。
ナルトくんは日向ネジ相手に勝った。
足りないチャクラの分は九尾のチャクラを使って。


サスケくんの試合は遠回しになり次の試合も相手が棄権し不戦勝となった。


そしてアタシの番……。


「アンタは確か分身を誘導しての爆発攻撃をするようだけど、」

『ああ、其れ。分身大爆発の事か。あれは分身の術が出来れば多少は問題無いしちょっとコツを掴めば誰でも出来る』

「はぁ?! じ、じゃあ他に確か氷遁が使えるってやつは……」

『氷遁は水と風の性質を合わせたものだから水と風の性質持ってる人は合わせることが出来れば氷遁なんて簡単だよ』

「(何だと……!? じゃあ、コイツは一体……!!)」

「何やってんだ、早く試合しろ!!」


大名共が……。
煩いなぁ。


『闇月一族って知ってるー?』


大名共がざわざわとする。
闇月は雨隠れのとか、昔滅んだのとか。
強ち間違いじゃないけど。


『知らない人に教えてあげるね。アタシは雨隠れの闇月の一人だよ。でも、両親はうちはと日向。此れは分かるかなぁ。まぁ、分からないなら教えるまでだけど。アタシが生まれる前、木ノ葉の出身だったうちはサツネと日向トウイ。二人は任務を重ねていく内に互いに引かれ会い結婚した。サツネは子供を身籠るけど、二人を危険視した木ノ葉上層部は二人を木ノ葉から追い出した。途方に暮れた二人は雨隠れの外れにある闇月一族へと匿われた。其処でアタシも生まれた。だから姓が闇月。でもそんなある日の出来事、闇月の長がアタシの目の前で二人を殺した。――――っとまぁ、こんな感じかなぁ』


さっきまで煩かった大名共は此の話しを聞いたら黙った。
最初からそうすれば良いんだよ。


「ふぅん。私には関係無いな」

『別に聞き流してくれて構わないよ。ただ、大名共のさっきの発言でアタシは機嫌が悪いんだ。死なないよう手加減はしておくよ』

「(何だ……。目付きが変わった?!)まぁ、良い。カマイタチでバラバラにしてやる」


そう言い放ちカマイタチの術を繰り出した。
風には火ってね。


『火遁・豪火滅却!!』

「くそっ! 私の風遁と相性が悪い……」

『さてさて、お前の風遁じゃあアタシを倒すことは無理だけどどうする?』


何やら考え込んで距離を取った。
どうやら、さっきの火遁の範囲を分析したようだ。

確かに広範囲の術だけどもだからと言って全域に届くわけでも無い。

あの女は再び風遁で来る!
というか、術が其れしか無いとか悲惨だな←

此処は写輪眼もとい万華鏡写輪眼でやるのが得策かなぁ。


「(良し、此れで……)」

『天照』

「え…?」


消えない炎により風遁女……テマリは負け。

またざわつき始める。
煩いので写輪眼で睨んでやるとおさまった。


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