月華に映える 月見酒烏羽色の君 不図手をやれば甘き麝香 漂い来たり烏羽色の君は 酔うてなほ黒き瞳 眼前の雪の如し冷たく 儚く 時に鋭く我が手を拒む 烏羽色の君今は唯供に 酒酌み交わさん時は少なし 時は多し君と供にあるこの時こそが 我が人生時は少なし 時は多し君と供にあるこの時こそが 我が人生されど生者必滅いつか別れる その日まで君と供にあるこの時こそが 我が人生