Even3 | ナノ


Even(3/3頁)

やっぱり、この二人の関係、全くわからん――

そう思いながら、若先生の方を見ると、ネクタイを外して奥村くんに渡している。

「ほら、自分でできるよね?」

「やだ…ゆきお、ごめん、明日ちゃんとするからっ…それヤだ…!」

僅かに暴れそうになった足を蹴られる前に押さえつけると、若先生が小さく哂う。

「何なら、オモチャで朝まで一人で遊んどく?」

「や、やだっ…」

「え、いっつもそんなことしてるん、ジブンら。」

どう考えても兄弟どころか、SMのAVでしか聞くことのなさそうなその言葉に、いい加減びっくりする。

「…あぁ、志摩君には食指は動きませんので。明日の課題は倍ってことだけ覚えておいて下さいね。」

思い出したようにそう付けたされてげんなりしていると、「ほら」という若先生の手から悔しそうにネクタイを取った奥村くんが、自分のそそり立たせている自身にゆるりと巻き付けた。

「そんなゆるゆるじゃあイっちゃうでしょ。」

「ひぎっ」

奥村くんの手の上からネクタイを掴むと、ギュっと根元をキツく戒める。
うわ、ドS。とか思いつつも、それでも萎えない奥村くんは相当のMか、とも思った。

「ぅえっえっ、ほどいて、ヤだ、イきたいっ」

「奥村くんの泣き顔って、ほんまそそるなぁ。」

ぽつりと本音を零せば、若先生がふふ、と小さく哂った。

「良かったね、兄さん。突っ込んでもらいなよ。好きでしょう?」

若先生の言葉と、真っ赤になって困惑する奥村くんの姿に煽られるように、また後孔に宛がうと、自然には濡れない入り口は渇きかけているのが分かる。
舌打ちして自分の指に唾液を垂らすと、若先生が「濡らさなくていいですよ」と笑顔で言った。

「はは、どんだけSなん、せんせー」

上からなその物言いに若干イラつきながらも、挑発に乗るようにぐぐっと腰を押し進める。

「あぁぅぅ…っやぁ、しまっ、ひ、ぃ痛い…っ」

こっちだって擦れて痛い。
ぎちぎちに狭くて僅かに湿っているだけのソコを押し開くように、ずず、ずず、と腰を進める。

「あぐっ、ぅあっ、あ!」

半分ほど侵入したところで、濡れるはずのないソコが、僅かに滑りを帯びてきているのが分かった。
少しばかり動かしやすくなった内壁に、なじませるように少し抜いてはまた進める。

「ふふ。志摩君知ってますか?膣みたいには濡れないけど、ちょっとは腸液が分泌されるんですよ。…突っ込まれ慣れてるとね。」

「いっつも無理矢理突っ込んではるんですか。その内愛想尽かされるんちゃいます?」

俺の言葉に、若先生が答える代わりに奥村くんの顔を見せてきた。
あうあうと蕩けた顔で涎を零している。
勃ち上がっている自身もじわりじわりと先端から蜜を垂らしているし、ほんと、呆れる。

「ほんま変態やな。」

だんだんと滑りを帯び、熱くうねるように締めつけ出した内壁に、堪らず両足を抱えるとぐちぐちと抜き差しを始める。

「あっ、あ、っああ、あ、あっ、」

女でもこんな酔いしれたような顔せぇへんで。そう思うほどに、快楽に溺れたような表情で喘ぐ奥村くんに、若先生が背中側から手を回し、ぎゅうっと両方の乳首を抓った。

「ンあぁ――っ!!」

「――っ、」

びくびくと痙攣する内壁に、持って行かれそうになる。

「ほら、またおねだりすれば?兄さん中出しされるの好きでしょ。」

「あっ、あ――っうぐっン、んあ!」

辱める言葉にもびくびくと反応するナカに、歯を食いしばって射精を耐えていると、脇に抱えていた奥村くんの足が腰に巻きついてきた。

「あう、うっ、ぅンぁ、な、なかで、だ、っア、だして、ぇ」

「っはは、奥村くん女の子やなくてよかったなァ?」

嘲笑いながらも、そんなことを言われて腰を擦りつけられれば、もう我慢できそうになかった。

俺の先走りも混じって、ぐちゅぐちゅと卑猥な水音を立て出すソコに思いっきり叩きつけるように腰を動かすと、最奥で熱を吐き出した。

は、は、と乱れた呼吸を直していると、若先生が優しい手で、奥村くんの汗で額に張り付いた前髪を払ってやっている。

「さ、もう遅いし、志摩君は帰りなさい。」

拍子抜けするほど冷静に『先生』が言う。

「、若せんせーはシませんの?」

聞いた直後に後悔した。この変態教師がまさかこのまま帰って大人しく「兄さんお疲れ様」なんて言うはずもない。

「先ほどの任務の報告書を書かなければなりませんので。明日の追加課題も作らなければならなくなったしね。…それまで兄さんには自分でナカの精液掻きだして、オモチャで遊んでてもらおうかな。」

ひ、と息を詰めた奥村くんに、その言葉が冗談じゃないことを悟る。

「勝手にネクタイ外さないように、寮に帰ったら拘束具で腕 縛っといてあげる。」

「ごめんなさい」とぽろぽろ涙を流している奥村くんの頬を撫でながら、優しい言葉でとんでもないことを言っている若先生は、至極楽しそうだった。-------


また雪男オチにしてしまったよ!!
くそぅうまく書けない!

黒志摩VS雪男のつもりで書き始めたんだけどね、うん。途中までは快調だったんだけどね…あれ?
いや〜いぢめるの楽しい(ぉぃ)
このまま雪男様の調教に突入しかけたが長くなりそうなのでやめてみた。

基本燐たんを辱しめて泣かせたいが貞操観念なんて知らず快感にあほみたいに弱い燐たんも好きです。うん。何真顔で言ってるんだろう。






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