05 Dice-6 | ナノ


Dice(6/6頁)

金兄が風呂場へ向かうのを見送って、あからさまにホッとした様子の奥村くんの頬に、ちゅ、と小さく口づけを落とせば、ぽんっと顔を赤らめる。

この状況でまだ照れられる奥村くんが逆に凄いわ。

そんなことを思いながら、1時間以上も縛っていた足のベルトをようやく外してやれば、痺れているのか、小さく唸りながらそろりと足を伸ばした。

「カタいってしもたなー」

「だ、だいじょうぶ。すぐ治る、し…」

うっ血の痕が残りそうな太腿をゆっくりさすってやると、奥村くんは嬉しそうにほほ笑む。


いや、さすがにコレはフリちゃうで。
ほんまに痛そうやねんもん。
金兄とちごて俺は痛めつけるのは趣味ちゃうしなぁ。
俺優しいもん。
…てゆうても泣かせたいと思うあたり、どっこいどっこいやもしれんけど。
ま、ええか。


そうしてさすっていた手に僅かに力を込めて、太腿の内側をつうっと撫でれば、ぴくりと一瞬体が跳ねた。

「やらし。」

「…っ、し、ま…」

「うん、ちゃんと覚えてるで。…ごぼうび。」

そう言って、赤く色付いている乳首をちゅうと吸ってやれば、「んっ」と小さく声を漏らした。

女の子みたいに乳房は無くとも、勝手は一緒だろうと思って舐めたり噛んだり吸ったりを繰り返していれば、奥村くんの下半身が反応し出す。

「ふふ、気持ちええ?」

聞けば素直にこくこくと頷いて。

「乳首気持ちええなん、女の子みたいやなぁ。…こっちもぐちゃぐちゃやし。」

言うなり蕩けている後孔に指を差し入れてやれば、濡れそぼって柔らかくなったソコは2本の指をすんなりと受け入れた。

「あっ、ぁ……っン、」

女みたいにぬるぬるの孔の中で指を滑らせて、入り口から前立腺のすぐ手前までをずりずりと擦っていると、そのじれったさにか奥村くんの腰が揺らめいた。

「ふふ、腰揺れとんで?」

耳元で囁くと真っ赤になって、いつまで経っても処女みたいな反応を返す。

ま、それも可愛らしいんやけどな。

「今日はしんどかったやろ。せやしゆっくり入れたるわ。」

にやりと哂って、優しい声を出して。

こっちは1度も達していない分あまり余裕はなかったが、じりじりと、ほんの数ミリずつ腰を進めていけば、先に音を上げたのは奥村くんの方だった。

「し、しまっ…、」

はふ、と熱い息を吐いて腰を揺らめかすその姿は、さっきまで羞恥に頬を染めていた人物とは思えないほど妖艶で。

「ほんま、エロいなぁ、奥村くん。」

「――っ、っあ、」

俺の言葉にきゅうっと内壁が反応した瞬間、前立腺を思いっきり抉りながら奥まで突いてやった。

「ぁああア――!!!」















悲鳴とは明らかに違う、快感に濡れた声が微かに風呂場まで響いてくる。


「…ふうん。」

明らかすぎるほどに自分の時と差があるその声音に、僅かな苛立ちと、征服欲。

男を相手になど論外だと思っていた。

けれど、初心な反応と、快楽に従順な体と。


「えーもん めっけ。」

狭い浴室の中、その言葉は反芻するように自分の耳に届いた。


Dice

(さいころ)





金兄ー!!きゃっほい!手が進むぅぅ(笑)
予定よりひどいやつになってしまった金兄w
原作イメージでは、柔兄の後ろで「柔兄やってまえー!」て言ってる柔兄大好きッ子だったはず。柔金に萌えた日もあったはず。あれ?
でも非常にきちく楽しいので(ぉぃ)また出します☆二輪挿しをもくひょry

こういう鞭鞭鞭鞭飴、みたいなのが好きです。最後の飴にほだされて繰り返す燐たんが好きです。変態です。





←表紙へ




「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -