自覚する日/クワシン(シャアシン



ふと、携帯を見ると一件新着メールが来ていた。

開いてみると差出人はクワトロ大尉。

今のあの人はシャア・アズナブルだけどやっぱり俺の中ではあの人はクワトロ大尉のイメージが強くて仕方ない。

そんな事を考えながらメールを開いてみると用件のみ、部屋に来てくれないか?と。

暫く考えた後俺はすっと立ち上がり部屋で待っているだろうあの人の元に向かった。


ドアの前に立ち、失礼しますと部屋に入って行くと、呼び出した張本人が椅子に座り眠りこけていた。
 
呼び出しといて眠っているとは何事だと思いながらも、その眠る姿が余りにも疲れていて、起こす気にもなれずその寝顔をずっと見詰めいた。

見た目の印象も凄く変わったな、と見詰めていればふと薄く閉じられたら唇が目に入り。

吸い込まれる様に俺はその唇に、自分の唇を落としてしまった。

はっと気付くと俺は身体を離し、慌てて部屋の外に出て床に座り込みたちまちと顔に熱がこもり。

「俺は一体何を‥!!」



「全くあの子は‥面白い子だ。」 

目を覚ましたクワトロ、シャアは薄く微笑んだ。









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