暖かい部屋に


それは雪の降る寒い夜の日の事

余りの寒さにシンはカミーユの布団に潜り込んでいた。

「寒いー。カミーユ寒いー。寒くて凍えそうなんだけど、寒いー。」

「うるさいぞ、シン。寒いのは仕方ないだろ。」

「カミーユー。寒いー。カミーユ寒いー。」

シンは子供の様に潜り込んだカミーユの布団の中で暴れる。

そんな、シンの姿をカミーユは呆れた様な顔し、はぁと溜息を吐きながらシンが駄々をこねる
布団の中に潜り込んだ。

「そんなに寒いなら、一緒に寝てやるからこっちに来い。」

カミーユはシンの待つ自分の布団に潜り込むと、寒いと駄々をこねるシンに手招きをした。

シンはその仕草を見ると、そそくさと布団に潜るカミーユの元にいき、ぎゅと身体を抱きしめた。

「‥‥、カミーユ暖かい。ありがとな。」

耳を真っ赤に染めながら御礼を言うシンに、カミーユはシンの頭を軽く叩き優しく撫でながらうとうとするシンに囁いた。

「どういたしまして。お休みシン、良い夢を」



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