落書き | ナノ
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「…ふぅ、刀の手入れって上手くいかないんだな…。」
「鍛冶さんのところに行くべきですよ!」
「……ぼったくるからな…」
「でも斬れなくなって困るのは周防さんですよー?」
「はぁ…次の休みに行くか」

プルル……

「周防さん、電話です」
「…ちっ、誰だよ…って隠岐か…はい、周防ですが」
「ちょっと悪いが机の資料を持ってきてくれんか?」
「なんで俺が」
「仕方がないじゃろ、手が離せんのじゃ」
「分かりました、持って行きますから」

コンコン

「失礼しま……相変わらず生臭いな」

ピチャピチャ

「隠岐、持ってきた」
「おぉ、悪い」
「また…こんなにズタボロにして」
「コイツを前にすると独占欲が強くなる…ガタガタ震えながら求めてくるとこが可愛いんじゃ」
「だからと言ってあまり傷つけないように…特に心を」
「……はは、うちの参謀は怖い怖い…」

パタン

「ガタガタ震えるくせになんで付き合うかな?」






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