Silver spoon wars
ふしぎなお茶会、きらめく銀の匙

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 あめだまのぐだぐだした汚いあとがきです!

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 最初書こうと思ってたみやひなには全然マフラーだとか編み物だとか暖炉だとかはできませんでした。何を書こうかと思っていたかというと、「手作りチョコは学生のうちまで」という感じの話。ちょっとここであらすじを供養させてください。

 時は2/14日。雛伊さまはぴちぴちのティーンエイジャー!なので特に何か思うこともなく当たり前のように手作りチョコを都に渡すが、都から返ってきたのは雛伊さまのだいすきな高級チョコブランド・ロラン(これは実在しないお店名のはず。近くにあったロマン・ロランの書いた「ジャン・クリストフ」(読んでみたらわかるがなんというか「……」となってしまう本。我慢して1巻目までよんだが2巻目で挫折した)が目に入ったので、ロランの名を拝借)のボンボンショコラ。雛伊さまはえっ……と動揺してしまう。
 ありがたくその場で受け取るも、部屋に持ち帰ってもなかなか食べられない。都に「お嬢様はロランのチョコレートがすき」と情報を流したシャロさまは、都から義理チョコ(量産用につくっておいたらしいオランジェット。なんでオランジェットかというと、わたしが食べたかったからです!!!)を貰っていた。「ねえシャロ、そのオランジェットとロラン、交換して頂戴」「私は構いませんが……本当にそれでよろしいのでしょうか」「、?」「手作りチョコが食べたかったなんて野暮なこと考えてないで、ロランを食べればいいじゃないですか(パンがないならケーキを食べればいいじゃないみたいな顔)」「野暮なんて……!」「都さんは財布の紐、かたいですよ。それなのにロランを本当に買うなんて……まあ見栄でも張りたいんでしょう、張るなら張らせておけばいい」「……」

 で、ここからどうすればいいかわからなくなったのでうわ〜〜!!と思ってゼロから書き直す。このロランの話は忘れよう!と思って新しい話を考えます。
 でもまだマフラーの話には辿りつかない。最初に考えたのはこのバレンタインの時期になると父がよく話のネタに出してくる「ヴァン・アレン帯」をつかったギャグの話です。まあ「ヴァン・アレン帯」を使おう!と思ったってよくわかんないので、ウィキペディアで調べる。そしたらなんか放射線帯ってでてきた。いやー俺物理わかんないんだよな!!!パス!!!

 もっとイチから考えよう!と思ってそのままうぃきぺでぃあの検索フォームにバレンタインといれてみた。ふーん、ふーん、とスクロールしてくと、「日本ではチョコの代わりにマフラー等を渡すこともある」という記述が。そこでわたしの脳内にはあのワードがひゅっと流れる。そうです!!「あずきちゃん」!!!!!!!
 知っているでしょうか。「あずきちゃん」。わたしがそれを愛読していたのは、小学校低学年のとき、個人経営のピアノ教室に通っていたころ。ピアノの先生のお宅にお邪魔してレッスンを受けるのですが、時間の10分前くらいにお宅について、順番待機用のお部屋(リビング)があるのでそこでレッスンの時間を待つのです。そのお部屋には大きな本棚があって、そこの本とか漫画は自由に読んでよくて、しかも借りられるというふうになっていたんです。その本棚の一角にあったのが「あずきちゃん」。というわけです。
 わたしたちの時代よりちょっと前の少女漫画なんですが、その「あずきちゃん」の漫画に、主人公のおんなのこがバレンタインにあの子にマフラーを渡すんだ!って頑張って夜な夜な一編みひとあみ思いを込めて編んでいくっていうシーンがあるんですね。ウィキペディアで「マフラーを渡す」の記述をみたとき、それを思い出しました。「あずきちゃん」の説明に237字も使ってしまいましたがそれだけです。長々とごめんなさい。

 こうして「あずきちゃん」の思い出とともにわたしはみやひなのマフラーの話を書き始めることになったのは、2月14日の午後3時頃でしたとさ。ちゃんちゃん。

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 なんか汚い文を長々と読んでもらって申し訳ないので、飴玉以外の素晴らしいぎんさじ民の方々によるあっぱれなバレンタインアンソロジーの作品について感想とかスキ!!!とかいいたいと思います。ネタバレ要素ありなので読むときは気をつけて。長いから折りたたみのでまとめておきました。

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あざみさま!
 すばらしいめるヴぁれをありがとうございます;; わたしはそのめるヴぁれに花園を見ました。出口も入り口もない、花が咲き乱れる花園のガゼボに佇むふたり… 神なんか信じなくたっていいような、そんな世界にいるのはふたりだけ、みたいな。ううう…( ないた )
 あざみさまの書くおはなしは胸がきゅってなる感じでだいすきです…… めるヴぁれとあざみさまに神の御加護があらんことを…( アーメン )


かてぃさま!
 かてぃさま〜〜!!!!! かてぃさま!!まずはテストお疲れ様です!!
 ちょっと向こうでも零したのですが、かてぃさまの文調がわたしはだいすきです…;; 最初の語り手のウェルくんの2段落目のカッコ(勿論こんな離れには〜のとこ)で「 アッ… 」ってなりました。和訳した外国文学の香りがしました。すき。あの洋書のかさかさした紙の匂いがする。やばいすき。
 とにかくうぇろぜがうぇろぜしててありがとうございますでした。たぶんかてぃさまはロゼちゃんの扱いが超絶うまうまです。流暢に喋るとこのロゼちゃんがほんとにロゼちゃん。これからもうちのロゼちゃんをよろしくお願いします!!!(??)


さゆりさま!
 やべえ、、ぱねェっすねリコ雛……( うへへ )なんだろ…SSW2GL界の激エモの扉がまた開いたな…!!!!!!( 興奮 )
 なんか雛パルとかめるヴぁれってどちらかというと暗いときもあるけどほわほわしてて幸せだな!みたいな雰囲気が多かったと思うんですけど、リコ雛はまた違った香りがしていいですね… なんでかあれを思い出しました。おこちゃま戦争。なんでだろう。そんなにパンク(?語彙のなさがバレますねいやバレてた)ではないけど、つんつんしてもどかしくてかわいいふたり…すき…推せますね… そんなふたりがめちゃんこふたりらしく見える作品で読んでて楽しかったです!!
 なんかまとまらなくなってしまった!!!とにかくリコットちゃんかわいかったです!!!!ありがとうございました!!


めるつさま!
 やばい!かわいい!!なリクザトでおいしかったです!! めるつさまの文はかわいくてこういうお話にあってるなあってよく思ってます…クザトくんかわいい( 息をするように )
 めるつさまの文はあまあま!でいつも癒されます。BLもかあいい! わたしがBLをあまく書こうとすると変な路線走ってガ/リ/ガ/リ/君ナポリタン味を製造しちゃうんですけど、めるつさまのは「 あ〜〜〜〜( によによ ) 」ってなるので親の前でめるつさまのSSW2は読まないことにしています。「 にやにやして画面見るなんてきもちわるいな… 」とガチトーンでこないだ言われたので……( 汗 / どうでもいい )
 かわいくてあまくてかわいいバレンタインアンソロジーごちそうさまでした!!!これからもあまあま供給をよろしくお願いします!!!!( 敬礼 )


ももづさま!
 だめだ。とーつさまには何もかけません。ここに書くより別ページをつくって語りたい。でも長くなるかもしれないけどここに書きます。
 わたしはとーつさまの書く文がだいすきです。エナシンを読んで、ほんとに同い年ですか?何を食べて何を喋って何を見ればこういう文になるんですか?うあー…腕を食べたい… という感じになりました。いや現在進行形でなってますね。I've wanted to eat her arms. Really.
 とーつさまの文は読んでいっしょに走ってる感じになるんですよ!! ばーって! 疾走するかんじ! 青春の思い出の一コマを切り取って現像した写真が全部ぜんぶ舞う最中を無我夢中で走り抜けるというか。わたしも夕日に向かって走りたい。土手を走りたい。電車と横並びになって走りたい。それをとーつさまの文章はさせてくれるんですよね。だいすきだ。心が若くなる。いいなあ。腕を食べたい。
 大晦日に自分が書いたエナシンを読み返してみてもなんかいまいちなんですよね。若くない。エナくんが若くない。でもとーつさまのエナくんは若い。とーつさまのおうちの子だからやっぱりそうなのかもしれないけど、でも、なんていうか、わたしがもしエナくんみたいな子をうちの子にしてたとしてこのエナシンのエナくんみたいに書けるとは思えないです。とーつさまってやっぱりすごい。すきだ。やばい。エナシンもやばい。
 あと何回わたしが2月14日を迎えるかはわからないけれど、たぶん、2020年の2月14日は、ずっと忘れないと思います。エナシンを、とーつさまの文章を、ありがとうございました。

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 あとがきはこれで終わりです!最後までお付き合い頂いてありがとうございました!


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