身の上話

■擬人化云々について
何かがきっかけで何らかの擬人化になったとかではなく、もう最初から○○の擬人化として生まれてきた!って感じ。それ以上でも以下でもない。ただ何かの擬人化として生まれてきただけ。厳密には人間じゃないけど、身体の機能や構造はヒトと一緒。でもやっぱりどこか人ならざる部分がある。曖昧なひとたち。

■館について
異世界ではないが、確かにふつうの、私たちの住むような世界ではない。出入りは可能だが、外の世界から館のある世界に行くには何らかの条件とタイミングが重要。

※以上全て個人的解釈

雛伊
イイトコのお嬢様。ぬくぬくと幸せな家庭で過ごし、色々な教養を叩き込まれて上品なお嬢さんに育つ。少し気が強いのが災いしてか、友達は少なかった様子。些細なことをきっかけに父親と大喧嘩して家出(現在は和解済)。夜の街をぶらついているところを主さまに保護される。なんだかんだ居心地がいいのでずっと館にいるだけで、実家とは文通を続けている。両親との3人家族、ひとりっ子。元いた家と館のある世界は同じ。

リル
喧嘩の絶えない家庭で虐待を受けて育つ。(新しい)父親と名乗る男とたくさん出会ってきたが、誰が本当の父親かすら知らない。罵詈雑言と暴力の末に家を追い出され、数年間一人でゴミ箱を漁りながらなんとか生き延びてきた。髪が少し長めなのはおしゃれではなく、その頃の髪の長さに慣れきってしまい短いのが落ち着かないから。ある日、そんな治安の悪いところを偶然通りかかった主様により無事保護。本人にとって街は怖いところなのであまり外に出たがらないし、暴言暴力は嫌い。母と年の離れた妹、ころころ変わる父親の4人で暮らしていた。元いた家と館のある世界は同じ。

エナ
ここではないどこかの世界にいたが、ひょんなことから館に迷い込む。それ以前の記憶はあまり話さないが、ひどい環境で育ったとか、何か大事に巻き込まれたとか、とにかく不幸だったわけではないとのこと。『学校』に通っていたと語っている。つまり元中学生なので、学校に通うことなくずっと館にいる同年代よりもしかしたら賢いのかも?兄と2人の姉がおり、4人きょうだいの末っ子。前述の通り、元いた家と館のある世界は違う。

シャート
生まれも育ちも一体どこなのやら。気がつくと館にいて、気がつくと馴染んでいた。こんなふわふわした人物なので、自分の身の上など覚えていそうには見えない。館の住民の中にも「そういえばシャートって、いつからいたんだっけ?」と首を傾げる者が多数。元いた家と館のある世界は多分同じ。

メバレッタ
思わぬ双子ということで経済的に育てられなくなった生みの親が、泣く泣く孤児院の前に置いていった捨て子。相手の目を見て話すせいで魔法が発動し色んな人から気味悪がられていたが、何よりも大事な弟が一緒なのでどうでもよかった。ある時、弟と違う家に引き取られそうになり、泣いて暴れて抵抗したことがある。その時、カッとなった施設の人に刃物を向けられ、咄嗟に庇った弟が失明の重傷を負った。それ以来、姉である自分が弟を守らないでどうするという意識がさらに強くなって今に至る。後に2人揃って引き取られた家庭には最初から兄がいたが、最古の記憶に残るその兄と今の兄とでは容姿がなんだか違うような。気のせいかな。

凜風
規模の小さい辺鄙な村で生まれ育つ。村に伝わる言い伝えで、赤い目の子供は不吉とされていたため、村の住民からは腫れ物扱いされていた。おまけに生まれつき目が悪かったので、赤目は不吉であるという風潮にさらに拍車がかかってしまい、同年代の子供などからはいじめられていた。家族だけは愛してくれていたが、成長していくにつれそれすらも申し訳なくなり村を出る。ちなみに、あの身体術はひとりでも生きていけるよう独学で学んだ。元の世界には両親と弟がいる。エナと同じように外の世界から迷い込んで辿り着いたタイプで、元いた家と館のある世界は違う。

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