「抹茶はきっと、あたしの心なの。深く澱んで、沈んだら最後──……
あたしだけのものに、なる」






抹茶 / ♀ / 15y


 社交的で明るく、誰にでも話しかけるような子。…なんてものは全くの嘘物で、本当は大人しくて誰とも話せないような子。みんなのことは嫌いではないが、卑屈からか信用できない。辛いことだってなんだってみんなの前で出すことないし出したくない、心配されるとか弱い、から。本当は辛いしシスイの妹じゃなく、「あたし」を見てほしい。…なんて、死んでも言わないけれど。

 深く黒ずんだ緑色の髪は後ろで大きなひとつの三つ編みにしてる。肩下辺りまであって、たまに肩に置いて弄ったりも。どこか混濁した光のない瞳は紫色、いつか光る時はあるのかな。そんな瞳を隠すように野暮ったい丸眼鏡着用。目が悪いわけではなく、これもまた区別つける為。
 服装はエレガントな焦げ茶のワンピース。首元から臍までの真ん中に真っ白のレースボタンがあり、そこを白リボンできゅっと結んでスカートは足首まで。足首と甲にストラップがついた黒のパンプス。身長は155cm。

 自身の口を塞ぐことによって抹茶の粉が降り注ぐ。基本はらはら落ちてくるんだけど、感情が不安定なときは吹雪のように荒れるんだとか。目くらましにもなるし口に入ると噎せそう。本人が喋ってしまうと止んでしまうのでその時は一切喋ることができない。

 一人称はあたし、二人称はお姉様、お兄様呼び。全部全部姉と区別つける為に変えたせいか、たまにわたしとか言っちゃう。
 姉に似てる、とか姉と比べたりと姉の話題をする人は大っ嫌い。何故あたしと話してるのに姉の話をする必要があるのか。姉から離れようと全てを変える度に「姉と似てないね」ってよく言われるから悩んでいたり。
 そのせいか、何かと姉がしなさそうなことをする度に口癖のように「ほら、こんな事をするのはあたしだけでしょう!」なんて問いかけるらしい。






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