Silver spoon wars
ふしぎなお茶会、きらめく銀の匙
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「 結局薬なんてものは一歩間違えたら毒なんだからさ ── 頼らないようにして欲しいよ、なるべくね 」 ちょっとおカタめの口調に生真面目さと理屈っぽさが、というとなんだか怖そうだけれど雰囲気は柔らかく丸いどこか不思議なうら若き乙女。医学面、特には漢方に造詣が深く、怪我の処置とかよりも体調不良面とか病気に対応できるタイプ。本人としては適切な医療機関に行き適切な処置を受けて欲しいが、頼まれれば断りはしない。心配性とも言える。医療従事者にとって患者を追い返すなど持っての他、じゃないか？まあもどきだけどね。本名を開示することに多少抵抗があるものの嘘はつきたくないので、普段は“キョウって呼んで貰えると嬉しい”と言っている。聞かれれば素直に本名も教えてくれる。話は聞き役に見えて割と語り出したりもする。熱が入ると理屈こね始めて話が長くなるので止めてあげて。止められればぴたりと止まる。逆に感覚で物を言われると理解出来ずにうん…？となってしまう。判断は早いが、その間に色々考えているため処理しきれない際には数秒フリーズしてから話し出すこともある。信頼を置く人間の前では口調がくだけるのかもしれないし、そこはちゃんと線引きがされているのかもしれない。 見た目ではそうでもないが触れるとふわ、とする髪は胡粉色。前髪は自然に下ろして眉少し下、切り揃えられてはいる。清潔感を出してはいるものの、オン眉やデコだしは苦手、らしい。胸辺りまで伸びて先は少し内巻きになっていて。横は左右同じ長さの触覚が数回ゆるく巻かれており、先の方は赤い少し潰れた、まるでクコの実のような球体の髪留めで留めている。“キョウ”の時には邪魔になるので、基本的にその髪留め二本を使って下の方でひとつに縛っているよ。視線は柔らかめでゆるい印象だが、ぱちりとしたつり目寄りの瞳は灰青、一重。肌は白め。アクセサリー系統は一切なく、ピアス穴等もない。ペールブルーのワンピースは、ノースリーブの形をした膝下までの本体に少し口が広がった袖が着いている形。といっても別に分離できるわけではないが。Vネックは白。裾と袖口周りにはシアンの線が一本。あと少し真ん中より左にスリットが。更にワンピースの下に白のレーススカートを合わせて、膝下よりさらに下までの長さに。が、お気に入りのコーデ。“キョウ”の時はシンプルなシャツに青系統のガウチョパンツ等、動きやすさを重視した上で半袖の白衣を着ていたり。靴は高さ7cmくらいの宗伝唐茶のエンジニアブーツ。冬はムートンブーツになったりとか。168cm。ほどほどに健康体。 傷付いた人のことを想うとはらはらと杏仁の粉が降る。物理的にでも、精神的にでも。想う、というのは思いを馳せるあたりの意味合い。範囲としては手のひらから二畳ほどまでで、だいたいコントロール可能。地面に落ちるとそのまま溶けるように消えてしまうが、キョウコの持つ器には溜めることが可能。粉は普通に飲めば漢方として用いることができるし、杏仁豆腐にも勿論。ただし降ってきたものを直接浴びるとキョウコ以外の人間は呼吸困難に陥る。時間や量によって苦痛は増大するものの完全に気管を塞いでいるというよりかそう身体に命令している、といった能力なので死に至ることはない。尚、クミコの血と混ぜて飲むと不老不死になれるなんて噂があったりなかったり。 一人称私、二人称君、貴方。歳上にはかたい敬語、同い年から下はゆるくタメ。あくまでも見た目年齢に準拠するのは、本人なりのマナーだよ。甘すぎず辛すぎず、薄味の方が好みだが、それはそうと普通に食生活には気を遣っているので1日3食バランスよく、間食は控えめに。医食同源、だそうで。杏仁豆腐も勿論すきだけど、紅茶がとても好きだよ。なんでお菓子一派に来たのか。プリンとかオムライスとかもかためが好き。料理自体もまあ、レシピがあれば可能だが、一個材料が無かったりすると動揺してしまうし、1gでも多いと心配そうな顔をする。アレンジとかも苦手だが、レシピ通りの味くらいになら届く。半ば薬局のような部屋を自室とは別に借りているが、どちらも清掃は行き届いている。彼女が朝一でやっているので。通称薬局はこじんまりしているようで割と漢方の種類は多く、減っているなあと思っていたらいつの間にか調達されている。銀の匙戦争に特別意欲的な訳ではないが、良い運動なのでは？とニコニコして眺めている。ちょっと紅茶を贔屓目に見ている気がしなくもない。素敵なティータイムのための、軽い運動は一日に一度は必要だからね。実は応急措置など医者らしいことは一通り出来たりする。合気道も使える。なんで？誕生日は4/12。 back |