Silver spoon wars
ふしぎなお茶会、きらめく銀の匙

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「 あはァ…こんにちは。お元気ですかァ?じゃ、あたしはこれから死にますンで 」


タン - Tan -
第三陣営 - ケーキスタンド / ♀ / 18y


自分で自分を殺すことだけに執着を持つ自殺癖の権化の娘。他のことは何もかも適当である。自殺をすることを " 儀式 " と呼び、とても厳かなものと捉えているような口ぶりで話す。その時のうっとりとした恍惚の表情が大分こわい。自殺だけがこいつの願いなのでその方法には拘りはないらしい。服毒でも首吊りでもナイフでも取り敢えず死ねれば良いらしいが、絶対に自殺でなければならないためその他…具体的には事故や殺人には人一倍怯え恐怖しまたその思いがコントロール出来ず狂気に全振りされ豹変する。やだァ殺しあいなんて物騒!。みんなまとめて死ねば良いのにぃ。苦しんだ方が良いなという思いが感じられないこともないが、基本は自殺出来れば問題ないらしい。全体的にいつまでも情緒不安定。魔法でいくらでも戻ることが出来るので命に対しての認識はとても軽く、すぐ死ねだの何だの言うし本気である。死んでやる、も大真面目だし本気である。故に動植物の扱いも雑。自然は綺麗だと思ってるし動物は可愛いと思ってるんだけれど。お世話とかそういうことはさせない方が良い。感情が高ぶるとすぐ手が出るわ足が出るわでお口もわるわるになる。ハッピーターンでなんでも食べられる。味とかどうでもいい。食欲はあんまりないけど食事は避けられないのでまあお酒も飲めるし人肉も食べられるだろう。食べるかは別にして。第三陣営であり戦争に興味はない。ゼロ。どうでもいいし勝手にやってろ。一応、自殺衝動さえなければある程度の常識は弁えている娘。ただそれがないなんて奇跡は期待しない方が賢明だろう。脆いケーキスタンドには、この館の住人たちはあまりにも多すぎるのだ。…おっと、なんでもない。

赤白橡の髪はさらりと腰のやや上まで下ろされていて先は少し内巻き。前髪は目が若干隠れる程度の長さ。困ったような下がり眉に幸せそうにとろんとした二重の瞳は菖蒲色。左は隻眼。ちなみに自分のナイフで刺した。覗き込むとどこまでも暗い闇が見えます。塞ぐのは嫌らしくて開きっぱなし。情緒が安定している時はだいたい笑ってる。たぶんにこにことも取れるしにたにたとも取れる。こんなのに当てる言葉ではないかも知れないがいわゆる心の鏡。紅潮しがちな頬。薄灰色の萌えそでパーカーは、大分よれよれになってる感じで若干だらしない。一応綻びとかは直してるからまあ…という感じではある。長めの紐と大きめのフード付きなのは死にやすさから。時々自殺の手段によって血が滲んだりなんだりしているが魔法の効果か起きればきれいさっぱり消えている。どこまでもご都合主義な魔法。下は瑠璃のスカート。高校の制服のものと言えば分かりやすいだろうか。こちらもかなりよれている。普段は裸足に薔薇色が綺麗なふかふかした来客用のスリッパをぱたぱたさせているが、足音が気になる時には取り敢えず脱ぐ。これは儀式だからと死ぬ時も脱いでいる。やや大きめのポシェットを常備していて中には縄だったりナイフだったり毒薬だったりと自殺のための道具がたくさん。襲われた時用のスタンガンなどもある。いずれも殺傷能力は身を持って証明済みであり、かつ本人の手腕も手馴れたもので殺し屋とかなら簡単に生計を立てられそうな気もする。きっと本人にその気はさらさらないだろうが。

死亡した時、強く願うと死ぬ前に戻ることが出来る。彼女が自室のベッドで目を覚ますと致命傷である傷は完全に治っているほか、そのままだと命を落としかねないほどの重傷は勝手に消えてくれるらしい。つまりこの子の隻眼が治らないのは致命傷じゃないから。睡眠欲もあんまりないけど魔法が発動すると昏睡状態になるので半ば強制的に眠っている。もはやそれが日課になりつつある。それにより人間時代の記憶を失っていっていることを本人は知らない。きれいさっぱり死体は無くなり道具は元通り、今日も彼女は目を覚ます。

一人称アタシ、二人称は年下に〜君ちゃん、年上に〜サンだが基本的に名前を覚えられないのであなたとか人間さんとか。怪しげな口調はわざとらしくやろうと思えば普通にも話せるらしい。信じるかはあなた次第かも知れないけれど。家事は一応可能。ただし、味覚が完全に狂っているので料理はさせない方が良いだろう。お誕生日は1/6、ケーキの日。



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