「 よ! 元気してんの? そういやあんた、こんな武器似合うと思うんだよな どう? ほら、手に馴染むだろ、 」

  煙羅( えんら ) / ♂ / 「 え?、おれ20代に見えねーの?うわ、ショック 」

  いつでも笑ってる、明るい祁門紅茶の青年。武器売り。気さく。うるさい。誰とでも仲良くしたいのは商売を円滑にしたいため。よくひとに絡んでいじって去ってく、もしくは商品説明を延々と続ける。本音と建前のギャップが結構はげしい。その服微妙だなー!って思っても「 メッチャいいじゃん!! 」くらいは言う。ほんとによかったら「 うっわーマジ!?!?これどこで売ってる?誰作った? 」ぐらい食いついてくるよ。とにかく通常の絡みからお世辞まで何かとうるさいのだ。こう見えて面倒見はいいしよく兄貴風吹かすくせにケチ。金にうるさい。金のことに関しては頭が回るし株とか投資とかいろいろやっててポケットマネーやら銀行残高がおどろきもものきさんしょのき!って感じみたいだけど、ほかのところはおばか。あとこいつが言ってることは大体信憑性にかけるけど、ソースはちゃんとしっかりした裏ルートを辿っている…とかいないとか!てかちゃんとした裏ってダメじゃん。

  ふわふわの赤髪、肩にかかるくらいの長さ。それを後ろでやや高めの位置でひとつに結う。前髪も長いから全部後ろへ持っていって額を出すけど、触角はある。瞳は少し濁ったような暗めの紅色。すっきり一重で、目つきも極東の人を思わせる涼やかさ。平たい顔族だよ! 感情を表情に押し出しすぎるから20代に見えねえんだよばーか。かっちょいい軍帽被って、華ロリ着ちゃうぜ。上半身は学ランみたい。白が基調、詰襟で、学ランのようなボタンはなく、ダッフルコートの留め具のようなアレ( 薔薇色 )で留める。手首の袖はチャイナドレスのスリットを模したような切れ込み有。下は膝を隠すくらいのティアードスカート、チョコレート色。なぜか軍帽には年季が感じられる。黒地に鮮やかな花の刺繍が施されたバレエシューズを着用。なんでこんな服着てるんだろ。身長168糎。

  愛用の長い長い煙管に祁門紅茶の香りのする特別な刻み煙草を詰め、煙草を吸うことでゆらゆらと立ち上がる赤みの強い灰色の煙が武器。煙は蘭や薔薇のような芳醇な香りがする。その特別な刻み煙草に自分の涙を一滴垂らすことによって初めて煙草が魔力を持つ。魔力を持った煙は幻覚を見せたり、長く吸うと昏睡状態にさせたり。それから目と喉があまり使い物にならなくなってくる。使う本人にそのような症状は現れないが、視界がさえぎられてしまうのは同じ。

  一人称はおれ、仲良さげなひとは呼び捨て。武器売りで、外からいろんなツテを使って仕入れてくる。仲には怪しげな薬草とかがまぎれてたり、? 喫煙者が10代ならまずいなあと思ったので20代。煙羅の名は煙の妖怪、煙々羅から。祁門紅茶はスモーキーな味がするらしい。ぐるめだよ! 中華料理ならおまかせあれ。
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