Silver spoon wars
ふしぎなお茶会、きらめく銀の匙

TOP





 5月アンソロジーお疲れ様でした。いちゅも傍にいたいかてぃぴです ( ででん ) ああ待って、寒い。今あとがきを書くためにベットの上に移動してきたら思いのほか窓から吹く風が強かった。どうしてそう暑くないこの季節に限って外からの風の入りがいいのでしょうか。夏にもこれくらいの風が吹いてくれたらいいのに。最近は風が吹いてぼわっと膨らんだカーテンの中に頭を突っ込むとこがマイブームです。

 まあこうしてベットの上まで移動してきたはいいですが、特に思うこともないですね。もうこの部分を書いてる時点でわたし以外のみんなは既にあとがきを提出してるわけですから、まあわたしもみんなにならってこのレイリクを書くまでの一連の流れの説明 ( と言う名の言い訳 )をしてみようかと思います。
 
 まず、アンソロのお題がケーキになったときに、こりゃむずいなと思いました。だって、ケーキって食べるか作るかくらいしかないんだもの。まあわたしは食べる専門ですけど。そしてわたしとケーキとの数週間に及ぶ戦いが始まった。というわけや

 まずわたしは[ロマンチカクロック]の杏花音ちゃんではないので、夜に一緒にケーキを食べるイケメンな双子の兄弟はいません。そして年上のパティシエ志望のぽわぽわ彼氏がいるわけでもありません。つまりケーキというのはまあそう身近な代物ではないわけです。しかしこう書き出してみるとわたしは杏花音ちゃんのことがとても羨ましいです。気づけばわたしも杏花音ちゃんと同じくらいの歳になってしまいました。あ〜願わくば杏花音ちゃんになりたい。
 なんだか話が脱線してしまいましたが、つまり一般庶民であるわたしにとってケーキは誕生日クリスマスあとなんか気が向いたときくらいにしか食べないレアな食べ物だということです。つまりそんなケーキを食べるような特別な日のことを書けばいいわけだ。簡単な話じゃんか。ほよよーん
 いや、ちょっと待てよと。彼らは紅茶やお菓子の擬人化なのです。ケーキを食べる頻度というのは一般庶民のわたしと比べてはるかに多いはず。それに彼らの館には50人以上の人々が暮らしています。毎日が誰かの誕生日みたいなもんです。どうせケーキなんて毎日ばくばく食っているのでしょう。大体、「紅茶とお菓子どっちを先に食べるか」なんてテーマで戦争をしている時点で、どっちも口にすることは最初から決まっているのです。
 というわけで、ケーキが特別じゃないなら、ケーキを食べるその状況を特別にしてしまうしかありません。どこで食べるのか、いつ食べるのか、誰と食べるのか___。

 そこでわたしが目をつけたのが結婚式でした。特に理由はありません。なんかインスタでグレーのドレスを見てかわいい!と思ったからかもしれません。まあ結婚式というのはその人に一生に一回あるかないかくらいですから、特別点としてはなかなか高いでしょう。だけどわたしが考えていたのは、全く違うカプでの全く違う話でした。どのカプかは秘密です。いつかリベンジするので。るんるん。
 だけどこれが本当に思いつきませんでした。なんか色々小ネタを用意したはいいですが、ケーキどうこうではなく話が思いつかない。関わりがない。なにが起きるのかもよくわからない。書いたことがない。見たことがない。わたしはめちゃめちゃ困りました。お前アンソロあるたびに困ってるじゃん、という話ですが、今回はわりと困りの種類が違いました。いつもはアンソロのテーマが配られて結構すぐに方向性自体は固まっていて、そこからどう生やしていくかみたいな感じの悩みだったのですが、それすらなかった。つまりなにも思いつかなかったときの保険すらかかっていない。これは相当やばいです。なんだか悶々としているうちに、わたしがまだ中学に入学したばかりでばぶばぶしていた頃に「cake」という単語をローマ字読みで「カケ」と暗記していたことを思い出しました。かてぃあ、アンソロ、cakeよ。

 あとこれはただの言い訳なので読まなくてもいいのですが、わたしはアンソロ締め切りまでの10日間くらい、わりと忙しかったです。ステイホーム週間ということでなにか気を使ってくれたのか知りませんが、アベマTVがわたしの見たい番組を再放送しだしました。なにかと言うと、「PRODUCE X 101 ( プエク )」「私の年下王子さま」の二つです。わたしはアベマに会員登録していないので、その時やっているものを見るしかありません。その再放送の間、わたしはずっとアベマに張り付いていないといけないのです。しかも今あとがき書いてるこの端末で見てるから見ながら書くこともできない。それって忙しいって言うの?という話ですが、まあ中身はくだらなくてもれがわたしのスケジュールを圧迫していることは確かなので、多分忙しかったんでしょう。年下王子は午前の三時間で放送が終わるのでまだいいのですが、問題はプエクです。大体13時半から21時くらいまであります。そしてそれを3、4日繰り返す。もうこれは労働。時給をもらってもいいくらいです。本当はヒョンソルが脱落した時点で見るのやめようと思ってたんですが、なんか知らんけど気づいたら最終回まで見てました。まあだから面白かったんでしょう。あんまり覚えてないけど。

 まあそんなこんなでとにかく全然アンソロが書き上がらないまま時が過ぎて、わたしは次第に不安になり始めました。ああもうこれは諦めたほうがいいなと。でもまあちょっと書くこと用意してるしな〜〜でもこのままじゃ間に合わねえ〜〜としばらく悶々とし、レイリクに変えよう!と決断したのは13日の23時半くらいのことです。遅いですね。
 せっかく考えたものを全て手放すのもアレなので、ウエディングという設定はそのままになんだかだらだら書いてみました。問題は誰が結婚するかということなのですが、レイリクが結婚してるのはなんだか変なので(?)、勝手にリンくんを結婚させてしまいました。なんだかごめんな気があります。実はわたし、結婚式やお葬式の類に行ったことがないので、右も左もわからず結構イメージで書いちゃってます。変なこと書いてたらごめんなさい。ぎんさじ民が結婚することになったら結婚式に呼んでくれると嬉しいです。

 あとなんか最後の方にリクがちらっと言ってた「黒いウエディングドレス」のことですが、白いウエディングドレスには「あなたの色に染まります」という意味があるのに対して、黒いウエディングドレスには「あなた以外の色には染まりません」という意味があるそうです。もう後戻りができない感じがあって可愛いですね。次からはもっと早めに準備しようと思います。ありがとうございました。


感想コーナー

あざみさん / ケーキ!ケーキバース!物書きとして歴の浅いわたしはケーキバースというものを噂に聞いたことはあったものの見たことはありませんでした。こんな感じなんですね。うまうまです。そして内容もさることながら、このタイトルのエモさよ。『次はその心も頂戴?』次はその心も頂戴…?危うくわたしの精神を献上するところでした(需要皆無) わたしの心はあざみさんに奪われてしまったというわけです。

あめさん / わたしが始めてこの話に目を通したときは夜中の3時半くらいだったので、石楠花という未知なる生命体と黒い背景に浮かび上がるピンク色の文字がなんだか怖くて漏らしすところでした。なので翌朝読んだのですが、わたしが想像していた感じのギャーと叫びたくなるようなホラーではなくて良かった。深夜テンションって怖いですね。こういうじめじめと(?)したものを書かせたらあめさんの右に出るものはいないと思います。好きです。わたしが結婚するときは結婚式でスピーチ読んでくださいネ(!!?!)

さゆさゆ / ギャー!なにこのジュココ!超!超ピュアじゃん!おばさんは泣きました。まるで友達の恋話を聞いているような気分です。『重なった視線を大事にするようにジュジュがうっとりと見返す___』今までこんなステキな視線の交わりがあったでしょうか。わたしは14年生きてきて初めて見ました。ハァ〜〜 ( 感嘆 ) わたしは初めてジュココに触れましたが、こんなに素晴らしい世界が存在したんですね( ; ; )わたしもあした冷凍してたクレープ食べよ🎶ルンルン

めるつ / フールちゃんとシークくんがケーキ食べてにこにこみたいなほのぼのストーリーだと思い込んでいたのであまりの急展開にスマホを投げるところでした。深夜3時にヒュオッみたいな声が出ました。裏テーマを読めという話ですが、わたしの国語辞典に愛憎という言葉はありませんでした。アホですね。この背景と文字の色合いがなにかを彷彿とさせるのですが、考えても考えても思い出せません。また思い出したら報告します。素晴らしいフルシクをありがとうございました🙇♀

ももぢゅ / パ、パ、パ、パルシク〜〜ッ!!!本当にパルシクがこの世に存在していたんですね泣き泣き わたしの脳内にしか存在していないのかと思っていました 初めて実体のあるぱるしくに触れました 暖かかったです( ; ; )なんだか変な裏テーマ送ってしまって申し訳ないです( ; ; ) だけどももぢゅはちゃんと形にしてくれた…ありがたやありがたや わたしはももぢゅの書くパァルが好きです なんか生き生きしてるというか。これからもうちのパァルをよろしくお願いします ( 土下座 )



TOP

×
- ナノ -