Silver spoon wars
ふしぎなお茶会、きらめく銀の匙

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 アンソロジーお疲れ様でした!はたまたちょっとスペースをいただけたので、ここでちょっぴりおしゃべりしようかなと思います。
 正直な話、あのルーレットで煙羅くんを当てたのはかてぃあの普段書く文章のジャンル的にかなりやばちでしたやばちやばち。たぶん選択肢の中でいちばんやばち。まあその辺の苦悩は随時新着レスに垂れ流していたかてぃあの嘆きを見てもらうとして、やっぱりちょっと裏話的なことを喋らないと面白くないですかね?
 なぜ今回煙ライを書こうとしたのかという話ですが、正直かてぃあも全く記憶にないのでよくわかりません。なんかかてぃあの心に訴えかけてくるものがあったんだよたぶんネ。とりあえず早い段階で煙ライということは決まってて、煙ライ…えんらい…遠雷!というつながりで天気のお話にするということも決めていました。うぇーい。でもここからが長かった。

 わたしの冴えた思考はどうやらここで停止してしまったらしく、困り果てたわたしは図書室で「蜜蜂と遠雷」を借りることにしました。完全にタイトルだけ見て決めました。わたしはうちの学校の図書館に蜜蜂と遠雷があることを知っていました。なぜ知っていたかというと、夏休みに一度借りて読もうとしたところ12ページ目くらいでとんでもない生理痛に襲われ死んだ過去があるからです。わたしは期待に胸を膨らませ図書室に向かいましたが、蜜蜂と遠雷は前あったはずの棚にありませんでした。あれ?誰かが借りてるのかな?そんなはずはありません。うちの学校の図書室はとんでもなく過疎っているのです。本を借りる人なんてほとんどいません。小さいし。そして蜜蜂と遠雷がない悲しみに暮れながらうろうろしていたところ、『映画化された人気作☆』のコーナーに蜜蜂と遠雷があるのを見つけました。わたしは嬉々として本を手に取りました。しおりはわたしが夏休みに借りた時のままでした。誰も借りてねーじゃねーかクソ。
 そして蜜蜂と遠雷を読み始めたわたしですが、正直これは全く意味のない行為でした。もし読み終わっていれば感想文をここに書いていたのでしょうが、まだ読み終わってません。それどころか休校の影響でとっくに貸し出し期間を過ぎているのに持ったままです。わたしま図書委員に殺されてしまうでしょう。ちなみにわたしは小学生時代読書感想文をママに書いてもらっていました。ひどい女児ですね。それにしても蜜蜂と遠雷というのは素晴らしい作品です。機会があればみなさん読んでみてください。

 蜜蜂と遠雷への希望も失い、煙ライはいまいち筆が乗らない。そんなわたしは西インドへの逃亡を企てました。そしてわたしは韓ドラを見ました。そこで出てきました。『真っ赤な嘘』というワード。わたしの中に電撃が走りました。わたしは構想中のメモに『遠雷のいる世界にピンクはあるのか 申し訳ないがわたしには濁った色しか見えない』などと書いていましたが、そんな煙ライにもピンクの要素がようやく出てきたのです。ですが電撃が走ったからといって書けるわけではありません。わたしはまた途方に暮れたわけです。なんせ煙羅くんを書くのはとても難しい。煙羅くんのテンションがなんとなくわからんこともないのですが、ずーっとそのテンションを保ち続けることがかてぃあにはできない。特に山場のシーンになればなるほど状況を淡々と説明していく感じになってしまうので、余計煙羅くん特有のまったりした感じが出ませんでした。反省。

 そんなこんなで途方にくれたりくじけそうになったり構想メモに『煙羅くんって童貞なのかな』とか書いてみたり佐藤來良がなかなかインスタを更新しなかったりしたわたしですが、キャラクターはともかくストーリー自体はなかなか無難なものに仕上がったんじゃないかなと思います。何回か時間を置きながら少しずつ少しずつ話を進めていくことができました。

 そう、実は考えていたラストが@晴れるA曇るB台風が来るの三つありました。@でもよかったのですが、晴れた!あいつの言う通りだったんだな!ヨシヨシってなるほど煙ライは単純じゃないのかなと思ったのでやめました。わたしはあんまり上手に描写できませんでしたが、煙ライというのはかなり複雑に絡み合った心理戦なのだと思います。AとBはぶっちゃけどっちでもオチたし、オープンにしてしまうことも考えましたが、ちょっと馬鹿馬鹿しいテイストに戻すためにも台風をよこしてみました。どうだったかなあ。
 あと書き上げたもののタイトルがあまり決まらなくて困りました。前回のうぇろぜのときは最初からタイトルが「愛のことば」だと決まっていたように、今回もアンソロも最初から「あしたは晴れ」というタイトルで可決していたのですが、ちょっと安直すぎたのと摩訶不思議の方が中国感があったので摩訶不思議にしてみました。余談ですが、真っ赤な嘘の語源として、摩訶不思議の摩訶の語源となったマハーであるという説があるそうです。

 ちょっと長々と書きすぎてしまった気がしますが、本当にアンソロジーお疲れ様でした!ここまで読んでくれたあなたにちょっとした雑学を教えたいと思います。どうやら煙がまっすぐ上がると、次の日は晴れるらしいですよ。知ってたかな…(´・ω・`)


感想コーナー

あざみさん / ハッ!リ、リンリル〜〜 ( IKKO ) わたしはこの時間の流れが嫌いじゃないどころか好きです大好き ( 迫真 ) 一口に桜と言ってもただの桜ではなく夜桜なところにまた風情があるなあ…きっとライトアップだってされてないだろうから、パッと目を惹く華やかさはないかよしれないけれど、よく見えない部分は自分のこれまでの桜の思い出で補っていくというか。リンリルの幸せを願うべく、桜の花びら、掴みに行ってこようと思います ( 固い決意 )

あめさん / 天才 間違いなく天才。瑠璃チャンの「少女」な感じがすごい出てる。ただ女というだけではなくて、「少女」としていられる短い時間、その僅かなきらめきをめいいっぱい詰め込んだお話だなと思いました。つまり最高にカワイイ。ぎゃんかわとはつまりこのことです。ちょーサイコー。ちょっとこのヤバさはわたしの語彙では語りきれないので専門家を呼んでいつか論文を書こうと思います…><

さゆさゆ / これはですね…最高ですよ…まぢで…。わたしはリ&ロに目がありません。そしてわたしの書く下品で趣味の悪いリ&ロとは打って変わってさゆさゆのリ&ロは非常に上品でなんならいい香りすらする。雰囲気的にまだ出会いたてのリ&ロですねこれはおそらく。違ったらごめんなさい。リ&ロに季節もクソもないと思っていましたが春のリ&ロは春特有のみずみずしさがあると学びました。大発見です。さゆさゆ、ありがとう!!!

めるつ / まずマトリョーシカ的な構造が斬新で面白い〜〜>< あとこれは質問なのですが、かてぃあの端末だと上のところにそのページ名が出てくるんですけどそれのプピナッチョ/プピーナというものは一体なんなのでしょうか。ポケモンの名前ですか?わたしはポケモンを全然知らないのですが、プピーナが進化してプピナッチョになるのかな。その辺はよくわかりませんが、バンあらバンのところは最高オブ最高でした…万歳….バンくんめっちゃイケメンじゃんね…将来有望株 ( ? )

ももぢゅ / れいヴぁれれいというものに今まで触れてこなかったのですが、これは新世界…なぜ今までわたしはれいヴぁれれいを追ってこなかったのだろうか…中身もボリュームで読み応えがあるし、ちょくちょくいろんなキャラが出てくるからかてぃあニコニコしちゃうヨ >< あとピンク要素の入れ方が天才 わたしはあまり上手にピンクを飼いならせなかったのですが、ももぢゅはしっかりピンクと友達になっていてすごいです。桃ってピンク、だからかな。




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