付録
01 救済論
主よ、わたしはあなたに呼ばわります。すみやかにわたしをお助けください。わたしがあなたに呼ばわるとき、わが声に耳を傾けてください。わたしの祈を、み前にささげる薫香のようにみなし、わたしのあげる手を、夕べの供え物のようにみなしてください。
――詩篇、第百四十一
生きるという事は、たいへんな事だ。あちこちから鎖がからまっていて、少しでも動くと、血が噴き出す。
――太宰治『桜桃』
02 聖域
Good night, good night! Parting is such sweet sorrow, that I shall say good night till it be morrow.
――William Shakespeare "Romeo and Juliet"
03 そのとき
Love like a shadow flies when substance love pursues, Pursuing that that flies, and flying what pursues.
――William Shakespeare "TThe Merry Wives of Windsor"
It is not in the stars to hold our destiny but in ourselves.
――William Shakespeare "The Tragedy of Julius Caesar"
このようにして、わたし自身は、心では神の律法に仕えているが、肉では罪の律法に仕えているのである。
――ローマ人への手紙、七章二十五節