Rosée's Diary


2020/02/23
 今日は風の強い一日でした。
 洗濯物は館の東側の屋上で干しているのですが、外の風の強さに洗濯物が飛ばされていないか心配になりわたしは屋上へ行きました。午前11時頃、だったかな。日差しが明るく空は青天井で、ざわざわと木の葉が鳴り止まないほど強い風のほかはいい天気の日でした。風も強いし屋上には誰もいないと思っていたのですが、ひとり、ココさんがそこにいました。丁度、転落防止の柵にもたれかかる感じで、はたはた、というかばたばたとシーツや洋服が音を立てる物干し竿の方を見ていたのです。そういえば、彼は洗濯物係ですよね。一応、どうしてそこにいらしたのか聞いてみたのですが、わたしが小声すぎたのかな、「え?」と不快そうに眉を寄せられてしまいました。もう一度聞いてみたら、「洗濯物係だから風強いし心配になって見にきたンだよ」と肩を竦めながらも答えてくれました。意外とまじめなお方なんですね、とふふ、とわたしが思わず笑みを零してしまうと、彼は無言で屋上を去ってしまいました。なぜかその背中がわたしには恥ずかしさを隠すような背中に見えました。
 結局洗濯物が飛ばされて地面に落ちている、などということはなかったです。よかったよかった。ココさんが意外にまじめだってこと、知らなかったな。今日はここまで。おやすみなさい。 


2019/12/25
 今日はクリスマスでした。
 わたしは正月とクリスマスだと、どちらかといえば、どちらかというとですよ、どちらかといえばクリスマスがすきです。お正月より厳かな雰囲気がするから。
 今日の朝食は昨日のクリスマスディナーの余り、だったのですが、わたしの好きなマッシュポテトは昨夜のうちに全部食べてしまったようで出てきませんでした。残念……。
 館の規定(規定というと変ですね……なんだろう、ルール?暗黙の了解?)では、クリスマスツリーの下に置かれているサンタさんからのプレゼントを貰えるのは12歳までなので、わたしにサンタさんからのクリスマスプレゼントは勿論用意されていませんでした。わたしもやっぱり14歳なんですね……まだ10歳のような気もするし、ずっと一生14歳のような気もします。
 14歳なのでクリスマスプレゼントのない予定だったわたしですが、ウェルさんがクリスマスプレゼント、と楽譜を一冊くださいました。奇遇なのですが、こちら、わたしがウェルさんにクリスマスに差し上げようと思っていた楽譜と同じでした。『ピアノで弾く!クリスマスソング』……たぶんわたし、この楽譜のことは絶対忘れませんね。
 今日でクリスマスムードもいよいよ終わってしまいました。年が明けるまであと1週間もないなんて…うわあ……。残りの2019年もがんばります。 




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