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Diary




 ぐにゃぐにゃ
結果、なぜもっと早くに知っておかなかったのかと後悔しました。

とりあえず重い。まず重い。ちょっとした好奇心からいじめを行う主人公と、難聴故にいじめられるヒロイン。いき過ぎたいじめによって断罪されてクラスから一気に手のひら返しをされていじめられる主人公と、そんな主人公にも優しく手を差し伸べるヒロイン。
ああああもうこれ重い、重いよ…。キツい。硝子ちゃんが健気すぎてかわいすぎるよ…。硝子と関わっていくたびに刻みつけられたトラウマと向き合わないといけない石田まじ辛い。
5巻とかもう読んでて心臓痛くなってたから。苦しいの。6巻で号泣ですよ。意識の戻った石田と硝子ちゃんの会話はほんと…手話で一生懸命語りかける硝子ちゃんほんと…!泣いた。

登場するキャラそれぞれに抱える感情や気持ちっていうのがなんとも現実味があるというか、人間くさいものばっかりで、そういうのを知るたびに考えを改めさせられた。
当初は植野のあのキツい性格とか硝子ちゃんを毛嫌いしたり石田に余計なお節介焼くところが嫌いだったんだけど、裏で何を思い何を考えていたのか知ると、ただ一方的に嫌いって思うのも違うなあと思いました。はい。
あっ、川井さんだけは好きになれなかったけど!人によって態度変えるっていうか、八方美人なところがほんと無理です。自分も硝子ちゃんいじめてたのに、それすらもいじめてなかったと信じこんでるあたり腹立ちました。石田にはいじめに関して「私は何もしていなかった。だからいじめていない」って言ってたのに、真柴くんとの会話では「何もしていなかった人たちもいじめに参加していたのと同じ」みたいなこと言ってて目玉飛び出るかと思った。石田のいう「心底気持ち悪い」って台詞に全面同意します。

とにかく石田と硝子ちゃんが幸せになってくれればもう満足ですとしか言いようのない作品でした。硝子ちゃん見てるとほのぼのする…。
ものすごく良い作品に出会えたと思う。重いし辛いし苦しいけど、そのぶん和むし面白いし感動する。だからこそ、もっと早くに手に取っていれば…!と思った。
なんか重い重い連呼してますけど、毎回重いわけじゃないんですよ。ほのぼのする話だってあるし。でもふとやってくるエピソードがことさら重いので、そこばかりに焦点が行ってるだけです。実際は面白い話ばかりです……よ……。
あと島田好きです。仲の良かった石田をいじめた張本人ではあるけど、川に落ちた石田を助けたりしたあたり、やっぱりこう…なんか…思うところがあったんだと思います。

まあそんなわけで、こんなもん一気に読んだおかげで頭のキャパが容量をオーバーした挙げ句、私の豆腐メンタルが粉々に粉砕したため、さらに筆が進まなくなりました(えっ)
とりあえず落ちるところまで落とさせて下さい。どん底まで転落して気分が落ち着いたらまた書きます。たぶん回復は早いと思うので。

03/15 (18:10)



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