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なんとかてんぷらを作り終えた頃、やっと坂本が酒とつまみを持ってやってきた。
坂本「おぉ〜お〜皆元気にしとったがか?」
『…うるさい。』
坂本「アハハハハ!!相変わらず美佳は厳しいのぅ。」
高杉「うるさい。」
銀時「うるせぇよ、辰馬。」
桂「うるさいぞ、坂本。」
坂本「アハハハハ!!おまんら…いい加減にしんと怒るぜよ。」
こうして始まった宴会。
久しぶりのその場は昔の様にバカを言いながら、楽しく過ぎていった。
桂「そういえば、知っているか。」
銀時「知らねぇ。」
高杉「興味ねぇ。」
桂「だから何も言ってないと言ってるだろうが!!」
坂本「まぁまぁ、聞いてやるぜよ。」
桂「お前たち、寺門通というアイドルを知って居るか。」
銀時「あぁ、新八が好きな。」
高杉「万斉がプロデュースしてるやつか。」
銀時「えっ?あいつがつんぽなの?それ言っていいの?」
『言っちゃダメなんじゃないの?万ちゃんに怒られるよ、晋助。』
高杉「…気のせいだ。」
銀時「何が気のせいなんだよ!!」
坂本「あぁ、もう話がすすまんきに〜。それでその寺門通がどうしたんじゃ?」
桂「あぁ、そのプロデューサーが新人発掘にオーディションをするらしい。
どうだ、俺と一緒に参加しないか?」
「「「『…』」」」
銀時「なぁ、美佳酒まだあったか?俺飲み足りねぇみたいだわ。」
坂本「酒ならいっぱい買ってきたぜよ。」
高杉「日本酒。」
桂「話を聞け〜!!!!」
銀時「何言ってんだ、お前は。お前、指名手配犯!!!高杉も!!!
そんな奴らがオーディション受けてどうすんだ!」
桂「変装なら任しておけ。」
銀時「任せておけってお前はよくても、高杉のこの片目なんて隠しようがねぇだろうが!!」
坂本「なんだかんだで一緒にやってやるんじゃなかか、銀時は〜。」
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