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銀時「ねぇ!!お前ら何やってんの!!!
あんな道の往来で騒ぎ起こして。しかもヅラ!!お前、指名手配犯なら指名手配犯らしく変装なりなんなりしろよ!!」
桂「銀時、なぜお前はあんなにすぐに駆けつける事が出来たのだ??」
銀時「お〜い、人の話を聞け、このテロリスト!!」
桂「テロリストではない、桂だ!!」
銀時「美佳!お前もだぞ!!俺が近くに居たからいいものを。」
『だって、銀時は私が呼んだらどこに居たって飛んできてくれるじゃない。』
美佳がニコッっと笑えば、銀時はそれ以上何も言えなくなってしまう。
桂「なんだそれは。そんな便利なカラクリがあるのか?
俺も欲しい!!」
銀時「ねぇよ、そんなもん!!大体、お前が持ってても事あるごとに呼び出すだろうが!!」
桂「俺も欲しい〜!!」
『便利よ〜大声出したら来るから。ちなみに晋助バージョンもあります。』
銀時「うげっ、要らねぇ!!」
桂「何!?試しにやってみてはくれないか?」
『いいよ。』
そう言うと美佳は自分の着物をはだけさせ、すぅっっと大きく息を吸った。
『晋助ぇぇぇぇぇっっっ!!銀時と小太郎が無理矢理ぃぃぃぃっっっ!!』
銀時「おぉぃっ!!何をそんな身もふたもない事をいきなり!!」
銀時が言葉を言い終わったと同時に、万事屋には宇宙船が突っ込んでいた。
銀時「…えっ、嘘でしょ。」
高杉「よぉ、銀時。ヅラ。今、美佳がお前らに無理矢理犯されたって言ってたんだが…死ぬ覚悟は出来てるな?」
桂「おぉ!!!すごいな!!どうやるんだ?坂本は呼べんのか?」
銀時「おい、ヅラく〜ん?今はそんなこと言ってる場合じゃないでしょ?
俺たち今、Dead or aliveの状況だよ?生と死の淵だよ!?」
桂「なぁ、美佳、坂本も呼び出してはくれんか?
どこぞの竜のごとく呼び出せるのだろう?」
『んもう、しょうがないなぁ。あっ、モシモシ〜辰馬?今どこ?えっ、スマイル?
今、皆大集合してるんだぁ。辰馬もおいでよ〜。
は?おりょうちゃん?私より、おりょうちゃんを取るわけ?
あぁ、そう。ふ〜ん、そうなんだ。へぇ〜。』
銀時「なんでそこは普通に電話なんだよ!!」
『辰馬も来るって。』
銀時「来るって、じゃねぇよ。お前、高杉呼んだんなら、この後始末どうにかしやがれ!!」
『あっ、晋ちゃん。あのね、何もされてないよ。
小太郎が晋助も呼べって言うから、呼んでみただけ。』
高杉「そのくらいで呼び出すな。」
美佳の言葉に高杉はやっと銀時と桂に突き立てていた真剣を下ろした。
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