─────---- - - - - - -
ひとり寂しく万事屋に帰ると、もうみんな寝てしまっていた。
『ただいま〜定春。』
物音に気が付いて目を開けた定春に挨拶をし、風呂に入った。
和室に入ると、気持ちよさそうに眠っている銀時の隣に入りこむ。
やっぱり銀時の匂いは安心する。
翌日、気持ちよく眠っていると荒い鼻息と共に、熱い視線を感じて目を覚ました。
沖田「姉さん…もう助けて…どうにかしてくだせぇ。」
『総悟…??』
沖田「姉さん…」
銀時「お〜きたくぅ〜ん??朝っぱらから人んちの寝室に忍び込んで何してんのかなぁ?
お仕事じゃない時にうちのお色気担当に近寄るの止めてくんなぃ?
仏の銀さんでも怒っちゃうんだけどぉ??」
土方「おぉぉ!!これは銀沖でござる!!!」
近藤「いやいや、トッシー、これは美佳さんを取り合っているのだから、銀美沖じゃぁないのか??」
土方「おぉ?近藤氏〜もう既にカップリングのルールを分かって来たでござるな?」
近藤「いやいやいや、トッシーの説明が分かりやすいからすぐに覚えちゃっただけだよ〜。
やっぱり、すごいなぁ、トッシーは!!」
いつもなら1日で元に戻っているトッシーがいまだに外に出ているのもびっくりだけど、それより近藤さんどうした!?
銀時「ど、どういうこと?」
『昨日ね、トッシーとコミケ行ったの。そこで銀時とか十四郎とかの同人誌見つけて買ったんだけど…』
土方「じゃ〜ん!!これでござる!!」
近藤「見てみろ、万事屋!!この土銀なんて、お前えらく別嬪さんに描いてあるぞ?」
土方「こっちは高杉氏にぐっちょんぐっちょんにされてるよぉ!」
銀時「…ちょ、ちょっと待った。誰が買ったの。」
『私。』
銀時「お前なんであんなもん買うの!!」
『面白そうだったから。』
沖田「…あれから2人してずーっとあの話でさぁ。俺まで付き合わされて、トッシーの上に跨って写真撮らされたり…近藤さん…と…」
『てんめぇ!!!!ゴリラ!!!!総悟に何しやがった!!!!』
近藤「えっ!?えっ!?何!?」
『ゴリラは総悟に触るの禁止〜〜〜!!!!』
油断も隙もあったもんじゃない。いくら総悟が可愛い顔してるからって!!
土方「違うでござるよ。これ、これ。近藤氏に頭撫でられて、照れる沖田氏〜〜!!
可愛いでしょ〜?」
沖田「姉さん、心配しなくても俺が触らせるのは姉さんだけでさぁ。」
……しまった。
早とちり…
← →
6/7
←contents
←main
←top