─────---- - - - - - -
沖田「姉〜さぁぁぁぁん!!お腹すいたぁぁぁぁ!!!」
『知らん!!』
沖田「姉さぁぁぁぁんんん!!」
土方「総悟、うるせぇ!!」
『はい、トッシー。から揚げ好き?』
土方「おぉ、いただく。」
『近藤さんも、どうぞ。お口に合うといいけど…』
近藤「はぁぁ…女性の手作り…旨いです!!美佳さん!!!」
『良かった〜。どんどん食べてくださいね。あとこれ、お妙ちゃんの手作り!』
近藤「…わ、わ〜い。やったぁ…」
土方「近藤さん、心配するな、後で胃薬買って来てやるから。」
近藤「どうだ、トシ。お前も…」
土方「美佳、マヨネーズがないんだけど…」
『あぁ、はい。』
近藤「ちょっ、トシ、無視しないでぇぇ!!」
沖田「姉さぁぁぁぁん!!!俺のから揚げぇぇぇぇ!!」
なんだ、真選組の一番隊隊長ともあろうものが…ずいぶん美佳に甘えているではないか。
高杉「気に食わねぇな。…美佳。」
『ん〜?』
高杉「酌しろ。」
『あら、私モテモテっていうか、今度は小太郎がナレーさんやるの?』
ナレーさんではない!桂だ!!
坂本「美佳〜旨いぜよ。今度陸奥にも教えておいてくれんか。」
『そういえばむっちゃんは?』
坂本「陸奥はカンパニーのことで忙しいぜよ。」
『何やってんだ社長…』
坂本「カンパニーの事は陸奥に任せちょけば大丈夫やき〜。」
ところで美佳、どうなのだ万事屋での暮らしは。
いつでも俺のところに来てもいいんだぞ。
銀時「…何それ、プロポーズ?」
バカ言うな。
『小太郎は人妻好きだから。』
あぁ…もしお前が銀時と結婚すれば興味が沸くかもしれんが…
坂本「何を言っちょるか、美佳は高杉と結婚するぜよ。」
い〜や、銀時だ。
坂本「金時の周りにはたくさん女子がおるきに〜。
逆に高杉はあんな性格やき、女子も付き合いきれんのじゃ。」
高杉「あんな性格とはなんだ。」
銀時「そのまんまだろ。厨二病患者め。美佳、そんな厨二病患者からすぐに離れなさい!!」
『え〜やだ〜。』
銀時「何!?」
坂本「ほれみ〜。美佳と高杉はラブラブじゃの〜。」
銀時「離れなさい!!」
『やだ!』
ほ〜ら、ほ〜ら、こっちだよ〜。こっちにおいで〜!!
高杉「何やってんだヅラ。」
何って美佳をお前から引き離そうとだな…
高杉「猫でも呼んでんのか。」
なぜだ!!なぜ俺のいう事を聞かん!!
高杉ではなく銀時にしておけと言うておるだろうが!!
『なんで小太郎はそんなに銀時を推すのよ。』
…なんでって…なんでだろう?
銀時「理由ねぇのかよ!!」
ともかくだ!なぜお前は高杉を見つけるとひっつき虫の様にずっとひっついて居るのだ!
『だって、銀時やコタと違って晋助はあんまり会えないし、それに…』
それに…?
『晋助めっちゃいい匂いするんだもん!!』
銀時「は?三十路近いおっさんがいい匂いする訳がねぇだろ!!
大体こいつはあれだ、紫煙の匂いだろうが。」
『違うんだって!!ちょっと銀時も匂ってみなよ!!』
銀時「やだよ!なんで俺がおっさんの匂いかがなきゃいけねぇんだよ!!」
『も〜つべこべ言わずにほら!!』
銀時「痛っっ!!なんだよ、お前のその怪力!!タバコ吸ってるおっさんがいい匂いするわけが…わけが…」
高杉「おい、銀時。」
銀時「ち、ちげぇよ。これはあれだよ、あれ!!」
高杉「野郎を抱く趣味はねぇ。離れろ。」
『辰馬もいい匂いすんの!!』
坂本「天人製のおーでころんのえぇやつを見つけたきに…あぁ、これじゃ。
女子のもあるぜよ。美佳欲しいか?」
『欲しい!!辰馬大好き!!』
……男が匂いだなんだと情けない。
『小太郎の髪の毛もすっごいいい匂いすんの!』
銀時「あっ、本当だ。ヅラのくせに。」
ヅラじゃない桂だ!!
『トッシーと総悟も…うん、いい匂いする!!』
銀時「お前、匂いフェチか…」
『そうかもしんない…あとね〜腕と〜背中ね。』
腕と背中?
『そう!!適度に筋肉あって引き締まってるのがいいの!!』
なるほど女子にもそのような性癖があるのだな…
『性癖って…』
← →
11/19
←contents
←main
←top