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≪美佳と万事屋≫
さてさて、まずは主人公である私の紹介なんだけど…
ひとりでベラベラ喋るのも寂しいから、お世話になってる万事屋メンバー紹介するわね。
え〜っと、まずは…
「ワタシ!!私がいいアル!!」
アル!と来たら…もうみなさんご存じよね。
万事屋の怪力娘…
「美佳姉、もうちょっと可愛い感じがいいアル!!」
可愛い感じ〜?じゃぁ、大食いなのがたまに傷、キュートな万事屋の妹分、神楽ちゃん!!
神楽「う〜ん、納得いかないけど、まぁ、よしとしてやるアル!」
フフ、ありがと。神楽ちゃん。
神楽ちゃんは、銀時に助けられて万事屋でお世話になってるんだよね?
神楽「ん〜まぁ〜世話してやってるアルな。」
じゃぁ、神楽ちゃんにとって銀時や新八くんはどういう存在?
神楽「えっ?何アルか、急に…」
こういう時に聞いとかないとと思ってさ。
心配しなくても、あの2人はお菓子に夢中だから。
こっそり教えてよ。
神楽「えっ…ん〜…美佳姉にだけ教えるアルよ?絶対絶対内緒だかんね!?」
フフフ、大丈夫。内緒ね。
神楽「んと…最初はね、銀ちゃんはちゃらんぽらんだし、給料払わないし、働かないしどうしようもねぇやつと思ってたし、新八は家事くらいしかできないダメガネだし、私が居てやらないとダメだって思ってたアル。」
今はちょっと違う?
神楽「今は、ん〜なんていうか兄貴みたいな感じね。
銀ちゃんも新八も大事な家族みたいアル!」
フフフ…そう。
神楽「美佳姉は私の姉貴ネ!」
えっ?
神楽「私、お姉ちゃん欲しかったアル!美佳姉が銀ちゃんと結婚すればいいネ!」
銀時と〜?
神楽「しないアルか?」
さ〜どうでしょう??
「神楽ちゃん、ほら、そんなに困らせちゃダメだよ。
2人には2人の事情があるんだから。」
ここで登場、万事屋のツッコミ、志村新八くん。
ダメガネとかメガネとか罵られてる時は大体新八くんです。
新八「美佳さん?!その紹介の仕方!!!」
神楽「合ってるアル。」
でしょ?
新八「なんでだよ!!」
まぁまぁ…それで新八くんも銀時に惹かれて…
新八「まぁ、出会いは散々でしたけど、でも銀さんのお陰で姉上を助けることが出来ましたし…感謝はしてますよ。」
でもさ、給料も大してもらえないのに、銀時のところにずっと居るのはなんで?
新八「そ…それは…なんだかんだで銀さんの男気と言うか、強いところとか一本筋を通してるところは尊重してますし…」
なんで2人とも褒めるのは苦手なのかなぁ…
新八「もういいんすよ!!美佳さんはなんで銀さんのとこに戻って来たんですか?」
銀時〜!次、銀時の番〜!!
新八「ちょっ!今僕質問してましたよね!?」
はい、来てくれました〜。万事屋リーダーの銀髪の侍、白夜叉さんです!
銀時「白夜叉さんじゃねぇ。」
坂田銀時さんです。
銀時「なんかこう煽り文句をだな…」
新八「ちょっと、銀さんからも聞いてくださいよ!
なんで美佳さんが銀さんのところに戻って来たのか…」
銀時「おぉ〜そうだな、なんでだ?」
えっ…いやぁ、だって小太郎が連れて来たから。
銀時「それだけ?」
そ、それだけですけど?
銀時「ふ〜ん。じゃぁ、ズラに会わなかったらどうした訳?」
別に、普通に銀時たち探して挨拶しに来たけど?
銀時「家も何も用意しないままやって来たのに?
どこに寝泊まりするつもりだったんだ?」
そんなの男の家…
銀時「このクソビッチ!!素直に最初から俺のとこに来るつもりだったって言えばいいだろ!!」
この身体一つあれば寝床でも金でもどうにでもなるもんね〜だ!!
銀時「お前はどうしてこうも可愛くないかねぇ。
『ずっと銀時に会いたかったの…』くらい言えないもんかね。」
『ずっと銀時に会いたかったのー』
銀時「棒読み!!その棒読み!!」
新八「…なんだこのバカップル…」
神楽「だから結婚すればいいって言ってるアル。」
新八「あ〜もうこのまま続けてても惚気に付き合う羽目になるんで、銀さんと美佳さんの昔話でも聞かせてくださいよ。」
神楽「おぉ!新八のくせにいいこと言うアル!」
新八「ということで、次ページより僕が司会進行務めさせていただきます!」
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