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ケーキをものの数分で平らげてしまった連中は疲れたと言って帰って行ってしまった。
神楽「銀ちゃんのケーキ、美味しかったアル〜!
銀ちゃんまた作ってヨ!」
銀時「やだよ、あれ面倒くせぇんだぞ。」
神楽「え〜作ってヨ〜!」
銀時「あぁもううるせぇ!お前はさっさと寝ろ!」
神楽「はいはい、後は若い2人に任せて年寄りは退散するとしますよ。」
何やら下世話な笑みを浮かべながら押し入れに入って行く神楽を美佳は面白そうに見つめる。
『誰、あんな喋り方教えたの。』
銀時「知らねぇよ。ったく近頃のガキは口ばっかり達者でいけねぇよ。」
『ねぇ、銀時…』
銀時「んぁ?」
『ありがとう。』
銀時「おう。」
美佳が横に座る銀時の肩に頭を預けると、銀時は腕を回して美佳の頭をガシガシと撫でた。
『あっ、ほら結野アナ。』
銀時「おっ、相変わらず美人だな〜。
あぁ〜結野アナみたいな女と結婚してぇ。毎日が薔薇色間違いなしだぜ。」
『綺麗でおしとやかで儚げで?』
銀時「そう!俺が守ってあげないと!的な?」
『あっそう。』
銀時「ん〜?いっちょまえにヤキモチか、コノヤロー。」
ニヤニヤと嬉しそうに笑う銀時にカチンと来た美佳は銀時の首元を掴み強引に顔を近づけるとそのまま彼に口づけた。
『そうだって言ったら、どうすんだコノヤロー。』
銀時「そしたら…相手してやるしかねぇだろ?」
銀時は口角を上げ美佳の身体に手を回すと、もう一度彼女に口づけた。
…ガタッ
『…』
銀時「…」
神楽「ワタシ、何も見てないアル。」
銀時「さっさと寝ろ!クソガキ!!」
≪終≫
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