─────---- - - - - - -
翌朝、仕事を終え万事屋に戻ってくると、総悟が居た。
聞けば、銀時たちが独自で追っていた煉獄関最強の闘士、鬼道丸。
彼の正体は沢山の孤児たちを養っている一人の僧だった。
自分の犯して来た罪を悔い、それでも子供たちを養うためと煉獄関で戦い続けた。
しかし、それも限界。
子供たちと夜逃げをしようとしたところを襲われ、彼の命は奪われた。
直前に彼と話をしていた神楽ちゃんと新八くんは悲痛な表情を浮かべた。
総悟「一応知らせておかなきゃと思いまして。」
総悟の顔もなんだか晴れない。
『総悟、あそこは潰すべきよ。』
沖田「姉さん…」
ちょうどそこにたくさんの子供たちが泣きながら万事屋に入って来た。
その鬼道丸とやらが養っていた子供たちらしい。
銀時に助けを乞い、銀時はそれを了承する。
同じように彼らの依頼を引き受ける決意をした神楽ちゃんも新八くんも…そして総悟もさっきより晴れやかな顔で万事屋を出て行った。
土方「ったくアイツら…」
『フフ、とかなんとか言っちゃって。
結局トッシーでも同じことしたと思うわよ。』
総悟を止めるためにやってきたトッシーだったけど、結局彼は総悟を強く止めることはしなかった。
いくら後ろに政府の要人が付いていようが、こんなこと許されていいはずがない。
その気持ちは全員が同じだった。
← →
11/13
←contents
←main
←top